Q　まずは税理士になったきっかけを教えてください。

私は新卒で就職した一般企業にて総務部に配属され、そこで様々な書類を作成していました。その際、決算書に関わることも多かったのですが決算書の内容が理解できず、歯がゆくなりひとまず書店で簿記3級のテキストを購入しました。

もともと数学が好きだったこともあり、すぐに簿記の内容にのめり込みました。3級のテキストを読み終えたらすぐに税理士資格取得のために学校へ通い始め、勤めていた会社も退職しました。初めは「仕事のために決算書を読めるようになりたい」と考えていたのが、いつしか「決算書の作成を本業にしたい」と思うようになっていました。

その後はいくつかの税理士事務所に勤務しながら試験勉強を続け、2021年に税理士事務所を開業しました。

 

 

Q　書籍を読まれてのめり込むとは、まさしく天職だったのですね。野村先生は税理士事務所の他に、Webサイト関連会社も経営していらっしゃいます。こちらはどのようなきっかけで始められたのですか？

Webサイト関連会社については趣味が高じた結果ですね。もともとWebサイトに関心があり大学生の頃から簡単なHPを作成していました。その後はしばらくHP作成をしていなかったのですが、15年ほど前にとある雑誌内で「Webで稼ぐ」特集を見かけたのをきっかけにHPを再び作成し始めました。

当時は税理士試験の勉強中だったこともあり、「税理士学校の選び方」や「税理士試験の勉強方法」等、税理士試験にまつわることを紹介するブログのようなHPを作成しました。そのHPに何気なく広告を貼ったところ、どなたかが私のHP経由で広告元のサービスへ申込をしたらしく広告費として入金がありました。それをきっかけに本格的なショッピングサイト等を作成し始めたところ軌道に乗り、広告会社の本社から勉強会等の誘いを受けるようにもなりそこでスキルを磨き続けました。

その後も個人事業としてWebサイト関連の仕事を続け、6年前にWebサイト関連会社を立ち上げました。 

Q　そのようなきっかけだったのですね。税務・会計だけでなく、Webサイトに関しても知見があるのは大きな強みですね。

その通りです。お客様０件の状態で自身の税理士事務所を開業したので、自分で税理士事務所のHPを作成して集客しました。コストも掛からず、自分好みにカスタマイズもできたことは大きな強みでした。

また、税理士事務所のお客様に対しても試算表を見て売上の増減を確認することに留まらず、更に踏み込んで「どうしたら売上を伸ばせるのか」という課題に対してWebサイトを活用した具体策を提案できます。

その他にも、税理士事務所のお客様から「知り合いがHPを作りたいらしいので、お願いできますか」というようにご紹介をいただくこともあります。

「Web」と「税理士」は関連性のないように思われがちですが、実は親和性が高いのではないかと思います。

 

 

Q　今後はどのような事務所を目指されていきますか？

根本にあるのは「お客様に稼いでいただく」という想いです。やはりお客様に稼いでいただかないと税理士の仕事はなくなってしまうので、税務・会計面での支援だけではなく稼ぐための支援も続けていきます。

そのためにも今後は規模拡大・組織化を進めていきたいです。税理士事務所としてはある程度業務を任せられる税理士と一緒に、より多くの案件を引き受けられる体制を構築していきたいと考えています。

 

 

Q　MyKomonがお役に立っていることはありますか？

導入してから間もないですが役立っています。

MyKomon導入前はホワイトボードを3つ並べて、私が業務の進捗管理を全て行っていました。それがMyKomonの「進捗管理表」や「資料回収管理」を使うことで、私ではなくスタッフが自発的に管理してくれるようになったので助かっています。

また、個人的には「伝言メモ」も重宝しています。私の外出中にお客様からの問合せをスタッフが連絡してくれるのですが、LINE等ですと過去のメッセージがどうしても埋もれがちなってしまいます。「伝言メモ」の確認機能をうまく使うことで、漏れなく対応することができるので役立っています。

Q　お役に立てているようで大変嬉しいです！最後に、ご覧になっている経営者の方へ一言お願いします。

従来の集客方法では時代の流れに合わないこともあるかと思います。売上UPについてお困りの方は、税務会計・Webサイト・SNS・動画サービスも含めてトータルサポートをさせていただきますのでお気軽にご相談ください。