会計事務所インタビュー

MyKomon会計事務所の会に参加している会計事務所の最近の活動や取り組みをご紹介します。

※掲載情報は、インタビュー当時のものです

パートナーの数だけ得意分野がある。

今回は、大阪市中央区に事務所を構える「あすか税理士法人」の大井先生に、事務所の特徴や、先生の熱い思いを伺いました。

Q. 先生が税理士になった経緯を教えてください。

A.  商業高校在学中に簿記に出会ったのですが、なぜか勉強を始めたときからずっと得意だったんです。高校3年生の時に奈良県の簿記の大会で上位入賞し、簿記コンクールという簿記の甲子園と言われる大会で全国大会に出場することができました。その時に、せっかくなので得意な簿記を使った仕事ができないかと思い、色々調べた結果、税理士になろうと専門学校に進学しました。

専門学校では朝から晩まで猛勉強し、1回生の夏休みまでに日商簿記1級、全経簿記上級を取得して税理士試験の受験資格を得ました。そのまま順調に翌年の税理士試験で簿記論と財務諸表論に合格できました。その後が大変で残りの税法3科目(法人税法、消費税法、住民税)は働きながら7年かけて合格、27歳で税理士になりました。

Q. あすか税理士法人の強みは何ですか?

A. あすかアソシエイツ(あすか税理士法人、あすかコンサルティング)はパートナー5名で運営しており、それぞれに得意分野があります。まず一つは国際税務です。近年は中小企業でも海外に子会社などの拠点を持つケースが増えていますが、日本の税務処理で注意を要する点をアドバイスしたり、逆に海外から日本に進出した企業の日本での税務申告をサポートしたりしています。海外の業務については現地のアライアンスと協力しながら対応しています。他にも私は特に組織再編税制やM&Aのスキーム構築を得意としています。また、公認会計士が在籍していますので連結決算や内部監査のサポートなどの会計分野にも精通しています。

Q. 事務所にはどんな特徴がありますか?

A. 常にクライアントのことを一番に考える組織です。パートナー制をとっているのも、もし自分に何かあった時にクライアントに迷惑をかけないためでもあります。

また、スタッフ教育は社内で組成した教育チームを中心に組織的に公平に行っています。一人の新人スタッフに教育チームから一人担当者を決めて一から丁寧に指導しています。そこまで手間をかけるのもクライアントに最善のサービスを提供するためです。

 スタッフには普段から「自分のやりたい仕事を見つけて、それを得意分野にできるように努力しよう。」と伝え、それを実現させてあげられる組織でありたいと考えています。将来「あすかでパートナーとして一緒に頑張りたい」という優秀なスタッフが出てきたら非常に嬉しいですね。将来的にはパートナーの数だけ得意分野がある、さらに幅広い業務に対応できる組織になりたいと思っています。

Q. 「All for Clients」という経営理念に込められた想いを教えてください。

A. 誠実かつ謙虚にクライアントをサポートし、経済社会の発展に貢献しようという想いが込められています。これは創業以来現在まで受け継がれています。

また、あすかの心得(行動指針)として、

Pride(誇り)・・・プロフェッショナルとしての責任感と公正さを持ち、価値あるサービスを提供しよう

Innovation(創意)・・・知恵と経験を活かして環境変化に柔軟に対応し、クライアントのニーズに応えよう

Challenge(挑戦)・・・何事にも「できない」と考える前に、熱意を持って行動しよう

3つを掲げています。これらはクライアントに最善のサービスを提供するために必要な心構えだと考えています。

Q. 事務所運営にMyKomonはお役立ていただけていますか?

A. 毎日スタッフに業務日報を提出してもらうことで、その日どんな業務にどれくらいの時間がかかっていたか見える化できること、さらにそれを一定の期間で集計できることから業務改善の指標として非常に役立っています。今回の新型コロナに伴うテレワークでもスタッフの業務管理に役立ちました。

電子会議室でのミーティング議事録の共有や、共有フォルダで外出時にデータのやり取りができるのも助かっています。

Q.最後に、経営者の皆様へ向けてメッセージをお願いします。

A. 我々は大手税理士法人と遜色ないサービスを提供できると自負しています。小規模事務所では対応できないが大手に頼むのはコストが見合わない案件、今の税理士は事情があって変えられないけど一部の業務をセカンドオピニオンとしてサポートしてほしいといったような案件など柔軟に御社にとって最適な形でサービスをご提供させて頂きます。

スタッフ一同All for Clientsの精神でサポートいたします。