会計事務所インタビュー

MyKomon会計事務所の会に参加している会計事務所の最近の活動や取り組みをご紹介します。

※掲載情報は、インタビュー当時のものです

経営者の心に寄り添い、正しい意思決定のお手伝いをしていきます

素敵な笑顔が印象に残る大村先生。優しいメガネの奥から、プロとしての熱い信念が伝わってきた。孤独な経営者の心がわかるが故のサービスと方針。ご自身の想いを誠実にそしてソフトに語っていただけた。

Q 税理士さんになられた理由は何ですか?

実は、私の実家が自営業をしていました。時々、顧問税理士さんが来社されており、どんな仕事をしているのかと興味を持ったのが最初のきっかけです。

当時、高校生だった私は、顧問税理士さんと両親との会話を聞いていて、困っている企業経営者にとっての直接の相談相手となり、信頼されている税理士という仕事に魅力を感じました。

Q なるほど。ご両親が企業経営者であったことは、現在のお仕事にも影響を与えているようですね?

今年で開業11年になりますが、毎月1回は訪問して社長や社長の奥様とお話しをすることを基本スタンスとして貫いてきました。親を見ていて感じていたのは、常に経営者は孤独な立場だということです。社員から持ち上がってくる様々な問題に対し、経営者は孤独に意思決定していかねばなりません。

せめて毎月1回は顔を合わせて様子を伺い、悩みを聞き、正しい意思決定をするためのお手伝いをしていきたい。これが当事務所の基本方針です。

 

Q 顧問先からのご相談に対応するにあたり、特に力を入れていることはどんなことですか?

まず、少しでもタイムリーなデータを元に経営判断してもらうために、経理の自計化を推進しております。当事務所は弥生会計の公認インストラクター資格も持っており、きめ細かい経理処理サポートが可能です。

どうしても自計化余力のないアーリーステージの企業様の場合は経理処理のアウトソーシングサービスで迅速な意思決定の支援をしています。また、あらゆる分野についてのご相談に対応するため、各専門家との人的ネットワークを拡充しております。

Q 現在の取り組みや今後のご方針についてお聞かせください。

末永く事業を継続・発展させていただきたいとの想いから、事業承継対策にも力を入れております。株式の評価や移転の提案なども勿論ですが、後継候補者に対するメンタル面でのアドバイスもさせてもらっています。

ちなみに近々、「二世塾」なるものの立ち上げを予定しています。事業の継承を予定される方々に1~2年コースのカリキュラムを用意し、経営者としての必要なスキルや心構えを磨いていただければと考えています(乞うご期待)。

一方、現在、M&Aコンサルティングにも力を入れています。後継者不在の場合の一対策として、また異業種進出、新エリア進出の一手段として、お手伝いができればと考えております。また、全顧問先がインターネット社会に対応できる企業になっていただくため、電子申告の推進とHP作成サポートを推進しています。

       

Q 会計事務所の経営者として、組織運営上で心掛けていることをお聞かせください。

スタッフには勉強のしやすい環境、経験やスキルを磨きやすい環境を提供することに心掛けています。セミナー講師などを任せてみることで、お客様に対する説明能力を高めてもらい、勉強会や研修会にも積極的に参加させ、知識の仕入れをしてもらっています。

事務所経営を考える同業者の勉強会などにも参加させ、経営者としての価値観や主体性も身につけてもらうようにしています。顧問先の経営者から信頼を勝ち得ていくためにも必要なことだと考えています。

Q 最後に、中小企業経営者に向けて一言お願いします。

時代は常に変化しています。自社のコア業務をしっかり見定めた上で、その周辺業務を見渡してみてください。変化の流れに乗るためのヒントが隠れている気がします。変化はチャンスです。お会いして一緒に考えていきましょう。

ありがとうございました。

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