会計事務所インタビュー

MyKomon会計事務所の会に参加している会計事務所の最近の活動や取り組みをご紹介します。

※掲載情報は、インタビュー当時のものです

「経営者の味方」であり続けられる事務所に

「共に栄えることが一番の目標」とお客様とともに成長することにこだわりを持つ秋元先生。 なぜその思いを抱くようになったのか、税理士になった経緯や開業してからの取り組みについて伺いました。

Q.税理士を目指したきっかけを教えてください。

 私は、小中学校では全く勉強をしない子供で、そのまま高校生になりましたが、バブル崩壊で不景気な中、このままでは就職できないと本気で進路について考えました。学歴はもうどうしようもないので資格を取ろうと思い、何ができるかを考えていたら、数字だけは何時間見ていても飽きなかったので、税理士になろうと決めました。

 

Q.なるほど。そうだったんですね。ただ勉強してこなかった方が税理士資格を取ろうとすると苦労があったのでは?

 とてつもなく苦労しました。
高校卒業後に大原簿記学校の2年間と、その後受験専念の2年間は毎日10時間前後勉強しました。仕事を始めてからも合間を縫って毎日4時間勉強していました。勉強漬けで周りと話が合わなくなったことも苦労の1つですね。
ただ乗り越えられたのは、後がないという危機感があったからだと思います。

Q.苦労を経て税理士になり開業され、良かったと感じることは何ですか?

 勤務税理士として15年。独立して9 年。開業してよかったところは自分の想いを実現できることです。
組織や会社の一員として存在するためにはある程度目をつぶらなければいけないことがあると思います。特に売上なんかはそうですね。組織にいると、どうしても売上を追わないといけないことがありますが、私は勤務時代それが嫌でした。売上・金銭面でしかお客様を見ないのは会計事務所・顧問先どちらにとっても不幸なことです。
勤務時代、感じた嫌なことは職員にも感じてほしくない。嫌なことは嫌とはっきり示すことができることが開業してよかったところです。

Q.今の話に開業されてから退職者が0名である理由が隠されている気がします。事務所づくりで心掛けていることがあれば教えて下さい。

 根幹にあるのはやはり、勤務時代に感じた嫌な業務を職員にやらせないこと。
そのために週に1回、所内会議を設け、職員同士の関係性や業務に対する責任を明確にすることを心掛けています。

Q.コミュニケーションを大切にされているんですね。そんな秋元先生の今後の展望、理想の事務所像はありますか?

 理想像は経営理念通りです。
01、一に共存、二に共栄
02、最後までお客様の味方となり、お客様を守る。
03、お客様のご要望に応えられるように日々努力し、結果、信頼していただけるような仕事・ふるまいをおこなう。
どんなことがあっても「経営者の味方」あり続けられる事務所でありたいと思っています。


Q.理想の事務所に近づくために、MyKomonで役に立っていることは何かありますか?

 所内の情報共有にとても役立っています。日報や進捗管理表を用い、職員同士で情報共有をし、互いの業務のカバーを、工数分析では職員ごとに詳細な分析をして、それぞれの目標設定に活用しています。
MyKomonは、感覚的なものを数値にして見える化してくれます。事務所にとってなくてはならない存在です。

Q.ありがたいお言葉、ありがとうございます。最後に、ご覧になっている経営者の方へ一言お願いします。

 コロナやインフレなど大変な時代で、特定の業界が儲かるということはありません。
ですが、儲かる会社はあります。そこの差は何か?多くの会社を見ていると何をやるかではなく、どうやるかだと常々感じます。会計事務所も使い方次第です。記帳だけにとどまらず、相談をするのにもどんどん会計事務所を使ってください。私たちの事務所では相談された業務に正面から向き合い続けます。共に成長していきましょう。