会計事務所インタビュー

MyKomon会計事務所の会に参加している会計事務所の最近の活動や取り組みをご紹介します。

※掲載情報は、インタビュー当時のものです

同じ夢を達成するためのチームとして、お客様と対等な関係でお付き合いします。

事務所へお伺いすると、職員様方の明るい挨拶の声が飛び交う、気持ちの良い税理士事務所。現在の事務所に成長されるまでのご苦労や転機について、増田先生にお話しいただきました。

Q.まずは税理士を目指したきっかけを教えてください。

大学卒業後、大手電気機器メーカーの子会社に就職しました。子会社であるため、親会社の方針や指示に従うだけの仕事に次第に飽きていきました。そこで、自分に手に職をつけるために、当時20代後半でしたが、税理士を目指すことを決意し、仕事と並行して勉強を始めました。

まず会社勤めをしながら2科目を取得し、税理士の資格を取得するまでには10年弱かかりました。資格を取った後、41歳で独立開業しました。

Q. 実際に税理士になり、開業されて、いかがでしたか。

開業してからは、まさにゼロからのスタートで、目の前のことをこなす日々でした。最初はお客様も職員もまったくおらず、知り合いの税理士からの紹介でお客様をいただきながら、少しずつ増やしていきました。最初はどんな仕事もありがたく受け入れ、収益はほとんどありませんでした。開業初年度の売上は僅か300万円ほどでした。

顧客獲得だけでなく、スタッフの管理も大きな課題でした。一定数のお客様がついた後、スタッフを採用しましたが、採用や教育に関する知識が不足しており、最初は失敗が続きました。スタッフとの関係もうまくいかず、職場の雰囲気は良くありませんでした。

Q. 失敗からの転機は何だったのですか?

採用や教育の失敗は、後に糧となりました。試行錯誤の末、スタッフが徐々に定着し、長い年月をかけて事務所環境が整ってきたと感じます。また、MyKomonの資料請求をしたのもその頃で、名南経営さんとの出会いも重要でした。営業の方が来て、MyKomonサービス案内だけでなく、事務所についての率直な意見や感想を提供してくれたことは非常に価値があり、記憶に残っています。外部からのフィードバックが初めてだったので、「お客様により良いサービスを提供するには、まず内部を変えなければならない」という大きな経営改革の決意が生まれました。
今後は、スタッフが充実し、成長できる環境をもっと整えたいと思っています。


Q. 働きやすい環境づくりについて、具体的に取り組まれていることはありますか?

月に1回、スタッフ全員での会議を行っています。意見交換の場を提供し、事務所の方向性を共有しています。また、今年からは経営計画書の作成を始めました。ビジョンと基本方針を明確にし、具体的な行動計画や将来の目標を設定しました。スタッフからの意見を取り入れながら作成しました。

【増田利幸税理士事務所のビジョン】
お客様の夢を応援するために、日々成長し、お互いを尊重しあえる事務所。

Q. このビジョンから、増田先生がスタッフもお客様も心から大切にされていることが伝わってきます。
  では、MyKomonがお役に立っている点はありますか?

楽しい給与計算を多くのお客様へ導入しています。今ではこれがないと業務が回らないですね。以前はどんなツールを提供していたか…もう記憶もないくらい、継続的に楽しい給与計算を使い続けています。スタッフの体制も整ってきたので、今後は職種ごとに業務分離をしっかりとしていき、より業務効率を上げていきたいです。その中で、これからも楽しい給与計算はなくてはならないメニューです。

Q. ありがとうございます。
 最後に、この記事をご覧になっている経営者の方へメッセージをお願いします。

お客様とは、同じ夢を達成するためのチームとして対等な関係でお付き合いさせていただいています。税理士であることや資格を持っているからといって、こちらが特別だとは考えません。一緒に成長し、共に成功を築くパートナーシップを組みましょう。