Q.税理士を目指されたきっかけを教えてください。
親族が税理士事務所をやっていて、「後継者がいないので継いで欲しい」と言われたことがきっかけです。それまでは簿記を勉強したこともなく、本当に何も知らない中で勤めていた会社を辞めて勉強を始めました。
実務をしながらではなく、当時は勉強に専念していたため、誰かに相談や質問などもできず、なにがなんだか分からないままひたすら勉強していました。
Q.どんな事務所を目指していますか。
付加価値の高いサービスを提供できるような事務所、それであって従業員さんにも幸せに働いてもらえるような事務所にしたいと思っています。
Q.いつも受付にお邪魔した瞬間から皆様に笑顔で迎えていただけるので、従業員さんの満足度が高い様子が伝わってきて、こちらも笑顔になれます。
そうですね。明るく対応してもらえるので助かっています。会長の代に入社された方も多く、会長がそういう部分を大切にしてきたことが受け継がれている部分もあると思います。
今は休憩室に飲み物を用意するなど、従業員さんが快適に働けるような取り組みもしています。従業員さんの居心地の良さが定着に繋がり、定着すればその分お客様に良いサービスを提供できることにも繋がるためです。
Q.とても素敵ですね。他に理想の事務所に向けて取り組んでいることはありますか?
“作業”に人の力をなるべくかけたくないので、ロボットやプログラミングで解決できることはそちらに任せて、より付加価値を創造するところに人の力を割けるように日々工夫しています。
その方が従業員さんにとっても、よりクリエイティブな仕事に時間を使ってもらえるようになり、やりがいも感じてもらえるのではないかと思っています。
Q.佐野先生が過去にSEの仕事をされていた経験を活かされているのですね。どの業務を自動化するかなどの提案は佐野先生からされることが多いのでしょうか?
私からもですが、従業員さんからも意見を出してもらいながら形にしていきます。
「こうした方がより良い」などそれぞれが思っていることもあり、いろいろな条件や環境が整って実行できそうな状況になれば、みんなでやろうか!と決まっていき、最終的には私がプログラミングを組んで自動化していきます。
Q.皆さんからもそういった業務効率化に繋がる提案があるというのは素晴らしいですね。事務所の方針が浸透しているからこそだと思うのですが、先生のお考えや事務所方針を皆さんに伝える機会などはありますか?
年に一度、期首に経営方針発表会と経営計画発表会をしています。
まず経営方針発表会で私から今年一年力を入れたいことや大事にしていく重点テーマなど方針を従業員さんに伝えます。その後一カ月ほど期間を開けて、経営方針を軸に従業員さん一人一人が今年一年の目標や計画を考えてもらい、経営計画発表会で発表してもらっています。
Q.目指すべきところが分かりやすくて良いですね!今年の重点テーマは何でしょうか?
当たり前のことをおざなりにせずお客様に信頼されるようになること、インボイス・電帳法にどのように対応するか、またMyKomonをさらに活用するためにある業務をワークフロー化しよう、などですね。
それに対して従業員さんにはどのようなスケジュールでワークフローを作るかなど計画を立ててもらっています。
Q.MyKomonのワークフロー、かなり使っていただいていますよね。ありがとうございます。ワークフロー以外でもMyKomonがお役に立てているところはありますか?
もともとはスケジュール管理からスタートしました。以前は当日の予定のみホワイトボードに記載していましたが、自分以外の未来の予定も確認したかったため、事務所を引き継いでからはMyKomonを活用し、予定の共有をしています。
使ってみたらToDoや他の機能もあったので、どんどん他の機能も使うようになっていきました。
最近は共有フォルダを使い始めました。お客様から資料をお預かりするときや、納品する際に紙で行っていることも多かったのですが、ペーパーレスを推進していきたい思いがあり、使ってみることにしました。
お客様の中にはメールアドレスがない方やパソコンをお持ちでない方など様々な環境の方がいますが、MyKomonは事務所側が用意して資料を保存しておくことができるので、お客様に負担をかけず欲しい時に見に来ていただくことができるところに魅力を感じています。
Q.嬉しいお言葉をいただき、ありがとうございます。最後にご覧になっている経営者の皆様へ一言お願いします。
税理士法人ジェイエスケーでは、「顧客満足度日本一、従業員満足度日本一」というミッションを掲げています。お客様も従業員もみんなが満足できるような事務所運営を目指していますので、一緒に頑張っていきましょう!