会計事務所インタビュー

MyKomon会計事務所の会に参加している会計事務所の最近の活動や取り組みをご紹介します。

※掲載情報は、インタビュー当時のものです

変化の激しい時代に適応しながら、経営者の「伴走者」として寄り添いたい

先代から50年以上続く、経営者の「よろず相談所」にて、常に経営者の話に耳を傾けている中原さくら先生。事務所のこれまでや日頃大切にしていらっしゃることを伺いました。

Q.先生はお父様が税理士で、はじめから税理士を目指していらっしゃったのでしょうか。税理士になられたきっかけやお考えをお聞かせください。

 大学に入る頃から「税理士になりたい」と考えてはいましたが、社会人になってすぐ父の事務所に入るより、まず一般企業に勤めようと思い就職しました。しかし、この会社では経理の仕事を希望していましたが叶わず、営業職を経て25年ほど前に父の事務所に入りました。
もともと「自立して働きたい」という気持ちは強く、父の事務所でバリバリ働いている女性職員を見て「この業界は女性でも活躍して働けるんだ」と魅力を感じたのを覚えています。当時、父の事務所にいたメンバーから誘ってもらったこともあり、この道に進むことを決めました。

Q.先生が仕事をする上で心がけていること・大切にしていることを教えてください。

 経営者は日々多くのことを考え、一人で悩みながら会社を経営していますので、「経営者の考えやお悩みをまず聞き、理解すること」を心がけています。どんな人でも、真摯に話を聞いてくれる相手には心を開こうと思うものですし、それぞれのお客様に合ったアドバイスや提案をするためにも、まずお客様の話に耳を傾けることが第一歩だと思います。

Q.2023年に法人成りされ、代表となられました。50年以上の事務所の歴史を踏まえて、今後の事務所の展望をお聞かせください。

 これまでもずっとそうだったのですが、今後も経営者の“よろず相談所”でありたいと思っています。困ったことやわからないことが出てきたら、「まず中原さんに聞こう」と声をかけていただける事務所でありたいです。事務所で対応できることはもちろん対応しますし、しかるべきところへ適切にお繋ぎすることも可能です。ご相談の対応をする中でお客様との信頼関係が深まり、次回もご相談をいただいたり、お知り合いの方を紹介いただいたり、といった良い循環もできていると思います。
 会計事務所の業務にとらわれず、経営におけるあらゆる分野の支援ができるよう、職員とともに引き続き「聞く力」「対応力」の向上に努めたいと思います。

Q.MyKomonでお役に立てていることはございますでしょうか。

 これからの時代は、今まで以上に働き方や時間の使い方が重要になります。そのため、各職員が「自分がどのように時間を使っているのか」は可視化したいと思っていました。
 MyKomonは20年以上利用していて、最近はカレンダー・日報を中心に使っています。毎日、日報で各職員が投下している時間を記録しておけば、工数分析で簡単に可視化できるところが便利です。工数分析で生産性を確認することで目標設定にも役立てられますし、職員のモチベーションアップにもつながります。
 また、今後は請求管理も利用して、工数だけでなく報酬も含めた一元管理と効率化を図りたいと思っています。

Q.ありがとうございます。最後に、経営者の皆様へ一言お願いします。

 変化の激しい時代に適応できるよう、専門家として経営者のお悩みに寄り添います。よき“伴走者”となり課題解決をしていきますので、一人で悩まず、まずはお考えやお悩みをお聞かせください。

先生、ありがとうございました!