Q.はじめに、税理士を目指したきっかけについて教えてください。

 私が税理士を目指すようになったきっかけは、父の何気ない一言でした。父が事業を営んでおり、ある日「税理士になってくれたらうれしいな」と言われたことが、心の片隅に残っていました。
 とはいえ、ずっと税理士を目指していたわけではありません。大学入学当初は証券アナリストを目指していました。しかし、証券アナリストになるための勉強を進める中で、自分が理想とする働き方とは少し異なると感じ始めました。そんな時、ふと父の言葉がよぎり、「将来は独立したい」という思いと重なったことで、税理士を目指す道を選びました。

Q.当時から独立志向だったんですね。実際に独立されて良かったこと、苦労したことはありますか?

 独立して良かったことは、自分の考えをそのまま事務所の運営に反映できることです。税理士業界は残業が多いと言われていますが、自社の職員には働きやすい環境で働いてもらいたいと考えています。その一環として時差出勤の導入や、業務効率化ツールの活用を進め、基本的には定時退社を実践。繁忙期でも20時間以内の残業に抑えることが出来ています。責任も大きいですが従業員や顧問先様に良い影響を与えられることに、やりがいを感じています。一方で経営者としての業務にはまだまだ苦労も多いです。税理士としての仕事は経験があっても、集客・採用・人材管理などの経営面は試行錯誤の連続です。ただこれは、経営者の方々と同じ目線に立てる貴重な経験と捉え日々励んでいます。最近ではホームページのブログやYouTube投稿も職員と協力しながら精力的に取り組み採用活動において成果が出てきています。

北千住税理士事務所ホームページ
https://www.kitasennjuzeirisi.com/

Q.いつもブログ、YouTube楽しく拝見させていただいています。ご自身のお考えを形にできるのは経営者ならではの醍醐味ですよね。今後、どんな事務所にしてききたいか、お考えをお聞かせください。

 とにかく「中小企業の経営者の方に寄り添うことが出来る事務所」でありたいと考えています。そのために、お客様からのご相談に関しては、例え自社サービスで直接対応できないご相談であっても代替案を提示することにしています。少なくとも相談に対して「できません」と即答することはありません。相手の考えをくみ取ったうえで何が出来るのか、何を伝えられるのかは必ず検討してお伝えするようにしています。開業して2年になりますが、ご解約になったお客様はいらっしゃいません。お客様に寄り添う姿勢が結果に表れているのではと考えています。また今後は、事務所の規模を拡大してより多くのお客様と関われるようにしていきたいです。

Q.素敵なお考えだと思います。お客様に寄り添うために、MyKomonがお役に立っていることがあれば教えてください。

 MyKomonの「業務報告書」と「フォーラム」が役立っています。業務報告書では、職員が顧問先様とどんなコミュニケーションを取っているのか、どんな提案をしているのか確認できるので、サービスの質を保つうえで欠かせません。また、フォーラムでは他の税理士先生の意見を参考にしながら、自分なりに解釈してお客様にお伝えしています。どちらもお客様との信頼関係を築くための大切なツールです。

Q.ありがとうございます。最後に経営者の方にメッセージをお願いします。

 今後も「経営者の方が本業に集中できるよう支援したい」「お金の悩みを安心して相談できる存在でありたい」という想いを大切に日々の業務に取り組んでまいります。経営者の皆様にとって、身近で頼れる存在であり続けられるように努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。