Q.税理士を目指したきっかけを教えてください。

 学生時代から数字は得意だったものの、将来についての明確なビジョンはありませんでした。そんなとき、たまたま税理士の試験委員を務めていた教授の授業に参加して、なんとなく税理士に興味を持ったのがはじまりです。それから学生時代に税理士試験の受験もしましたが、就職は全く別の道へ進み、30歳を目前に、自分の人生で何か自分が社会に貢献できることはないかと思い、もう一度受験勉強を始め税理士になりました。今思えば、ふとした何気ない出会いから自分の人生が大きく変わっていく、やはり人との出会いには不思議な力があると改めて実感しています。

Q.今後、思い描いているビジョンを教えてください。

 「自分に関わる人の幸せを少しでも増やせたら」—これが私の想いです。
 私はいつも、自分の人生のなかで出会える人の数は世界のごく僅かで、そんななか今、私の目の前に居るこの人は、なにかの縁で私とこうやって出会い、お話しをしているのだと感じています。であれば、せめて縁あって出会った人には、その人の力になれるよう、精一杯向きあい、その結果、少しでもその人やその人の周りの人を幸せにすることができればどれだけ嬉しいことかと思っています。
 また、これまで私も多くの人達に支えられ、学び、成長してきました。だからこそ、今度は私が、未来を担う若い経営者たちに恩送りをしていく番だと感じています。彼らが挑戦する際の不安を取り除き、背中を押し、ともに未来を創る。経営者の幸せをサポートしながら、共により多くの社会貢献をしていくことが、私の目指すビジョンです。

Q.そのような考えに至ったきっかけはなんですか?

 きっかけは大学院で私を指導してくださった亡き恩師の存在です。私は先生の最後の教え子であり、先生には私が税理士になるために多くの導きと、とんでもなく大きな“恩”をいただきました。そして同時に先生には、大切なことを教えてもらいました。それは、受けた“恩”を次の人へ渡し、繋いでいくことが大事だということです。先生から受け継いだこの“恩”を次の世代に伝えていくことこそが、自分の使命だと思っています。

Q.お仕事をする上で大切にしていることは何ですか?

 「共感」—税理士の仕事は、単なる数字の処理ではありません。
経営者の理念や想いに深く共感し、それを実現するために全力を尽くすことが、私のできる唯一のことだと考えています。「どうすればこの会社がもっと成長できるか?」を常に考え、ともに悩み、ともに喜びながら、経営のパートナーとして伴走していきます。

Q.事務所の強みは何ですか?

 「やらない後悔より、やっての後悔」—これが私たちのスタンスです。
変化の激しい時代、現状維持は衰退を意味します。だからこそ、私たちは常に新しいことに挑戦し続けます。変化を恐れず、むしろ楽しみながら、顧問先とともに進化し続ける。そんな「攻める税理士事務所」でありたいと考えています。
 また、まずはやってみることで、あらゆることを自身の経験として蓄積していく姿勢を大切にしています。お客様のニーズに応えるために積極的にテスターとなり、どんな失敗も次へのステップとし、最終的には価値ある成果を生み出すことを信じて日々チャレンジしています。

Q.なぜDX支援をしようと思いましたか?

 DX支援は「目的」ではなく、あくまで「結果」にすぎません。
 私が常に考えているのは、「顧問先が時代の一歩先を進むために、今、自分に何ができるか?」ということ。その答えの一つがDXでした。心理学やAIなど、さまざまな分野にもアンテナを張り、経営の本質を多角的に捉えながら、常に最適なサポートを提供できるよう努めています。

Q.MyKomonがお役に立っていることはありますか?

 MyKomonの電子会議室と共有フォルダを活用し、紙資料やメールでのやり取りを一切なくしました。現在の顧問先様は皆、MyKomonを使用することを条件に関与しております。また、こちらからはオリジナルの記事も加えたニュースレターをお客様に毎月紙媒体でお配りし、いつでもどこでも情報共有において繋がる、そのような関係を構築しました。
 今では、時間のロスを減らすことで、より本質的な経営課題の解決に集中できるようになりました。

Q.最後に経営者の方に一言お願いします。

 「あなたの挑戦を、全力で応援します!」
 経営には不安や迷いがつきものですが、私はどんなときも味方です。ともに歩み、ともに考え、ともに挑戦し、ともに成長する—そんな関係を築きながら、一緒に未来を切り拓いていきましょう!