大学卒業後、大手メーカーに就職しましたが、当時はまだ女性が結婚・出産後も自立して働き続けるのは難しい、と言われていました。そんな中、経済的にも精神的にも自立できるように、手に職をつけたいと考えていたところ、税理士という職業を知り資格取得を目指しました。税理士は、経営者のさまざまな悩みや課題に寄り添って解決のお手伝いをする仕事で、このような面が魅力的だと感じました。
安村摩耶先生
わかりやすく覚えやすい名前にしたいと思ったこと、また、事務所のキャッチコピーが「ご縁を大切にし ご縁を繋ぎ円を生み出す 起業、経営を応援」であることが、この名前にした理由です。
お客様が発展して元気でいられるためには、私自身もスタッフも「常に元気に、幸せに、自己実現している」ということが大原則です。えん税理士事務所からいい縁が波及して、お客様も、従業員も、ご家族も、元気で幸せでいてほしいと思います。いただいた縁を大事にし、お客様に誠実に向き合い、お仕事をさせていただくことで、さらに縁が繋がってほしい、と願っています。
親身になって聴き、寄り添うことです。そうすることでニーズを掴み、解決のご提案ができるようになります。ニーズに応えることを積み重ねていった結果、それが強みになったと思います。
一例としては、資金繰りの苦しいお客様がいらっしゃったのですが、未来会計(※)のおかげですぐに融資の交渉ができました。その結果、ピンチを脱出して現在は順調に発展されています。これは嬉しかったですね。苦しい時こそ、力になれる存在でありたいと思います。
※過去の経営分析を行い、短期・中期・長期経営計画を策定する取組み
一言で言うと“人材”です。スタッフが、スキルも人間性も向上して、楽しんで仕事をすることが何よりお客様の発展に繋がると思います。このスタッフ達とともに、力を入れているのは次の3つのサービスです。
1.未来会計コンサルティング
お客様と未来のことを話し、未来のことを考える時間を共有することで、意識付けや新たな気付きに結びついていきます。具体的には、過去の経営分析を行い短期~長期の経営計画を策定し、毎月予実管理を行う中で、中小企業の“真の経営パートナー”を目指しています。
2.IT導入支援
税理士事務所の仕事はAIに取って代わられるという話もありますが、この人材難の環境下で、会計だけでなくバックオフィス業務のIT化は中小企業にとって不可欠です。IT化を進めるにあたっては、運用サポートが必須ですので、スタッフ一丸となってノウハウを学びお客様のIT化の支援をしています。結果、70%のお客様でIT導入を行うことができました。
3.融資支援
事業拡大をしたいとき、売上が一時的にダウンしたときなどに、すぐに金融機関と交渉して融資が受けられるように支援しています。
現在取り組んでいることも含め、今後やっていきたいことは次の3つです。
1.新卒採用
よりフレッシュで新しい発想を持った人材を採用したいと思い、私とスタッフ全員で会社説明会を行っています。
2.タイムリーで付加価値の高いサービス提供
MyKomonの情報を活用し、お客様ごとの属性(業種や規模など)を分析することで、よりタイムリーに付加価値の高いサービスを提供したいです。これらのことに取り組む時間を生み出すためには、生産性の向上が必須です。そのため、スタッフにも生産性向上の意識は高く持ってもらいたいと思っています。単純作業はできるだけ減らし、スキルアップやコミュニケーションに時間を使って、より良いサービス提供を目指していきます。
3.事務所の雰囲気作り
お客様と向き合う時間を大切にしながら、新しいサービスやスキルアップなどにチャレンジしていける環境づくりをしていきたいです。全員がわくわくしながら、成長を実感できる環境をこれからも目指します。
事務所内外でのコミュニケーションを大切にしているため、情報共有に力を入れています。担当者でなくても対応できるような仕組みを目指し、お客様からの相談内容やニーズ、対応事例を共有する目的で「業務報告書」を活用しています。また、「電子会議室」は、朝礼や会議の議事録、研修の内容を共有するために使っています。
その他、業務の進捗管理に「進捗管理表」を使ってクラウド化し、事務所の外でも進捗状況が把握できるようになりました。今後、さらなる見える化のために、「資料回収管理」も活用していく予定です。お客様には「楽しい給与計算」を提案して、給与計算業務の効率化を図っていただいています。
税理士事務所は敷居が高いというイメージがありますが、困ったときに寄り添い、成長の支援をするのが私たちの役割です。税務会計以外のことも気軽に相談していただき、身近な存在に感じてほしいと思います。