県庁職員だった父を見ていて、昔から、堅い仕事に就きたいという考えがありました。自分次第で仕事を増やすことができる点に魅力を感じ、何かの士業に就きたいと思っていましたが、具体的に税理士になりたいと思ったのは高校生の時ですね。
数ある士業の中から税理士を選んだのは、個人商店をやっていた母の影響でしょうか。毎年2月位になるとあれこれ言いながら申告書類を作っている姿を見ていたので、税金の申告に対する親近感があったのかもしれません。しかも、暗記と数学が好きなので、それを完璧に生かせる税理士という仕事は大いに魅力的でした。
5年勤めていた事務所の所長が亡くなり、そのまま事務所を継ぎました。
仕事が無くて辛かったということはありませんでしたが、その代わり、すぐに発生する人件費等、資金繰りに苦慮しました。特にすぐにボーナスの支払いがあったんです。とても大変でした。
共有フォルダ
相続財産シミュレーション
伝言メモ(グループウェア)
仕事の7つ道具
フォーラム
ニュースレター
マイトレ
医業データベース
経営サポート(書式集)
セミナー受講
自動更新ホームページ(別サービス)
例えば、この業界は未だにFAXのやりとりが多いですが、セキュリティ上とても危険です。メールについても、絶対に安全とは言えませんので、試算表・決算書・議事録などの重要書類は、必ず共有フォルダでやり取りをしています。
また、田舎で小さくやっていると、事務所内ではどうにも解決できない疑問点が出てきます。その場合に、フォーラムの過去ログや質問が非常に役に立っています。
ニュースレターは、表紙のコメント欄に私のコメントを必ず入れるようにしています。 考えるのは大変ですが、私が毎月行けない顧問先にはそれで私との心の繋がりを持っていただけたら、と思っています。
「企業は人、経営は心」
企業と言う組織であっても、基本的には「人」の集まりです。人のことを考えられる優しい心が大切だと思います。自分の事務所も、お客さんの会社も、常に人の事を考え行動することが、永続的な発展につながると考えています。
所長である私でしょうか。
人からの紹介、ホームページから来られる方全員が、私という人間を気に入って顧問契約を結んでくれます。また、その方たちは皆さん人間的にもとても良い方たちばかりですし、納税意識が高く、きちんとした経営者が多いです。
事務所としては3代目で、先代から継いだお客さんも良い会社ばかりでした。そこに、私の代になって増えた良いお客さんが上乗せされている感じで、税務署からも恐らくちゃんとした事務所として見てくれているのではないかと思います。
ITに力を入れ始めたのは、東日本大震災の影響です。幸い事務所は無事でしたが、確定申告期限の直前にPCもメールも、何も使えないという状態になってしまいました。そんな状態から、スマホとクラウドを上手く利用すれば様々な問題が解決できるのではないか、と思ったのが活用のきっかけですね。
まずは、自分自身が色々と使い始めました。
・手帳をやめて、クラウドのカレンダー・メールを利用
・紙を持ち歩くことをやめて、iPadを利用
・お客さんと話をするときの自分の資料はデータ化してiPadを閲覧
・名刺や紙ベースの資料はできるだけPDF化してクラウド管理
事務所では、地域で一番早くクラウドのベンダーソフトを導入したり、加除式の書籍は殆ど解約し、ネットのデータベースを利用しています。顧問先にも、ITを活用すれば業務の効率化が図れそうな場合は、各種デバイスやサービスや業者を紹介しています。また、災害時等の事業継続の対策として、従来型のコンピューターの申告・会計データは事務所のサーバ等に保管しつつ、毎日某データセンターにもバックアップしています。
日本の企業はIT化が遅れているとよく言われます。
革命は他業種との融合によって起こることが多いですが、その一つはITとの融合だと思っています。ITは日進月歩。半年もすれば新しい技術・サービスが出てきて、その中の何かが数年後の経済のトレンドになっていますよね。ITを中心として新しいことに興味を持つことが、将来の自社の発展になくてはならないことになっていると思います。
でも実は、元からITに強かった訳ではなく、ここ4年位で興味を持って接していたら色々分かるようになったんです。なので、今それほど詳しくない方でも、私と同じ位の知識はすぐに身に付くと思いますよ。
◇一生懸命仕事をしてお客さんから心の底から本当の信頼を得たな、
と感じた時。
◇毎年税制改正があり、若くても改正部分については先輩税理士の
知識に並ぶことができる
◇人から「税理士ですか。すごいですね」と言われたとき
①事務所の組織化
税理士が複数いるハイレベルな税理士法人を作りたい。
新規のお客さんが私だけでなく、事務所そのものに魅力を感じて集まってくる、そんな事務所にしたい。
②税務
税理士事務所としての本来の仕事である「税務」に関する知識と経験を出来る限り積み上げて、地域では税金に関して一番詳しく、あの事務所に任せれば間違いない、と言われるような事務所にしたい。
③経営サポート
税務を基軸とした上で、総合的に経営をサポートできる体制にしたい。
経営コンサルではなく、経営に役立つ情報の提供や経営の見える化のお手伝いをしたい。
④分野
国際税務・組織再編・医業・特殊法人・農業の分野を強化していきたい。
⑤税理士の認知度向上
税理士という職業としては、「税理士」と言う仕事を世間の人特に子供に理解してもらって、税理士業界の社会的認知度を上げていきたい。
そのために租税教室は積極的にやっていきたい。
消費税増税・相続税増税、海外取引の増大で、税務リスクは日々増大しています。今まで以上に税に対する知識と対策が重要になってきています。
当事務所では、幅広い税務知識と古くから蓄積されたノウハウにより、お客様が本業に専念できる安心の税務サービスをご提供いたします。
高度経済成長期と違い、この成熟社会においては、頑張ってさえいればいつか成功するとは限りません。古いものも大切にしつつ、次の時代も見据えた経営が必要です。
常に身近にいるパートナーとして、現在いる場所を明確にし、これからどこに向かっていくのか?どこに向かっていくべきか?を一緒に考えながら、経営をサポートしていきます。
一緒に30年後に勝ち残っている企業を実現させましょう!
佐野公洋税理士事務所
http://www.sanotax.com/
佐野先生、ありがとうございました!