Q 今の職業をどういった経緯でご選択されたのですか?

父親を若くして亡くし、母親の手一つで育ったという素性もあってか、「手に職をつけて、早く自立したい」という強い欲求を持つようになりました。
そんな中で、「もし父親が生きていたら、自分は何をしてあげたいのか。」ということを考えていくうちに、人生経験豊富な企業経営者と父親の存在というものがオーバーラップしたのかもしれませんね。税理士という仕事を介して多くの経営者と出会い、人間性を高めていきたいと思うようになりました。

「人生を変えるのは出会いだと私は思っています。」

建設機材を取扱う商社で勤務しながら税理士資格の勉強を進め、35歳の時に練馬で税理士事務所を開業させました。

Q 事務所の窓に大きく「税務相談」の看板を掲げていますが、これも経営者との出会いの機会を増やす取組みの一環ですか?

そうなんですよ。一般的な税理士のイメージとして、頭が固く敷居の高さを感じられる方も少なくないと思います。顧問先の皆様だけでなく、一般の方にも気軽にご相談いただける事務所になりたいという想いから、「税務相談」の看板を目立つように掲げました。

1回目のご相談料は無料

相談対応を多く経験するということは、事務所にとって大きな財産となります。お付き合いをさせていただいている顧問先に対し、誠実な仕事を継続的に行うためにも、私が知識、知恵を高めることは絶対に欠かせません。経営全般の「よろず相談所」として、顧問先が抱く疑問を即座に解決できるスキルを日々高めていきたいと思っています。

Q すばらしい取組みですね。具体的にはどのようなご相談内容が多いですか?

節税に関するご相談が多いですね。特に、いわゆる「グレーゾーン」に該当するような節税の話が多い。ネットなどで調べても回答が導けない分野ともいえます。
納税者サイドにたって、経験・知識をフル稼働させ、税務署と戦えると判断できれば、堂々と勝負していくスタンスをとっています。

Q 節税ということですが、お客様の中には無茶な要求やお願いなどもあったりはしませんか?

当たり前の話ですが、税理士として法令は順守していかなければなりません。もちろん、非合法な節税をご支援することもできません。しかしながら根本として、誠意を持って、尽くして尽くしぬくことが、事務所の最終的な成長に繋がると思っています。節税のご相談に関わらず、お客様のサービスに対する要求が上がることは大歓迎です。

Q 先生のお話にはお客様本位の考え方が随所に感じられますが、庫の他に事務所経営上でコンセプトとしている考え方があれば教えていただけますか?

「一生安心できる事務所(ゆりかごから墓場まで)」をコンセプトに、お客様と末永いお付き合いをさせていただける事務所を目指しています。開業前に10年間勤務した事務所では、相続財産評価や相続税額の事前シミュレーションをご支援する資産税部門を立ち上げ、部門責任者を務めておりました。次の世代に引き継ぐための最適な法人・個人の資産税に関するアドバイスはお蔭様でノウハウがあります。百戦錬磨の経営者の皆様から見れば、私など36歳のまだまだ嘴が黄色い若造ではありますが、経営者のご勇退後の企業経営までバックアップできるように日々努力しているところです。

Q フジヤ会計の具体的なサービスや事務所の強みなどをお聞かせいただけますか?

顧問料が月額○万円という包括報酬は、税理士事務所にとっては都合の良いブラックボックスでしかありません。税理士が担当するのか?訪問頻度は?会計はパソコンを活用し自社で処理するのか?等々で報酬が変わってきて当たり前だと思います。フジヤ会計は細かな報酬規定を設け、サービスの見える化を図っております。

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(フジヤ会計 報酬規定 一部抜粋)

的確な経営戦略を打つことができるように、毎月の試算表の他に法人税納税額の予測表や資金繰り表を適宜ご提供させていただいております。皆様の意思決定を補助する黒子として、私を含めたフジヤ会計を存分に活用していただきたいですね。

税額表

資金繰り表1

資金繰り表2

10年間勤務していた事務所で飲食業や風俗関連の業種とお付き合いが多かったこともあってか、税務調査の経験は同年代税理士の数倍はあると思います。経験がものをいう仕事ですので、調査の交渉は得意とするところと自負しています。今後も事務所の強みとしてご期待に応えていきたいと思います。

Q 最後に今後の展望と経営者の皆様にメッセージをいただけますか?

現在、歯科医院に特化した会計税務の新顧問サービスの開発をしています。具体的には、月額顧問報酬を平均相場より手ごろな25,000円と設定し、保険診療の点数分析や患者のキャンセル推移の分析など、経営に必要な判断材料を合わせてご提供するサービスです。競争が激化している業界であり、それに合わせて私ども税理士に対する見方も厳しくなってきた実感があります。多くの歯科医院の皆様にご支持が得られるように、ご意見をいただきながらサービスをブラッシュアップしていくつもりです。

分析帳票
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厳しさを増す経営環境の中においても「考えるよりも、先ずは行動しよう」と勇気あるマインドを持つ経営者を心から応援したいし、敬意を表します。事務所経営者という立場として、皆様の事業のサポーターとして、共にチャレンジ、検証を繰り返しながら成功への道を歩ませていただきたいと思っております。

有難うございました。地元中小企業を元気にするためにも、先生の益々のご活躍を期待しています。