Q.事務所のこれまでの歴史や現在の強みについてお聞かせください。

A.
 私の父が昭和41年に大阪府 堺市にて開業し、事務所としては令和6年(2024年)で開業58年になります。地域では間違いなく老舗事務所の一つに数えていただけると思います。そして平成14年、当時勤務税理士であった職員とともに、堺市で一番に税理士法人化を行いました。

 これまで、常に事務所の拡大を第一方針には置かず、先代の口癖であった「決して急進することなく漸進を」をモットーに、税理士事務所として過去一度も後退することなく、少しずつ事務所の節目を積み重ね堅実に歩んでまいりました。現在、税理士法人としては23期目であり、設立以来一貫して個人と法人顧客の税務申告を基幹業務としています。そのため、長いお付き合いの顧客も多く、継続して信用をいただきながら長年にわたり様々な経験を積み、税務申告の枠にとどまらない経営者の多方面にわたる悩みや相談に積極的に対応しております。

 また、近年は今後の事務所の更なる強みとなるよう、以下の3つの分野に積極的に取り組んでいます。

・事業承継業務
 長いお付き合いの顧客が多いこともあり、世代交代や事業承継の問題に関わることが非常に多くなっております。長いお付き合いがあるが故に客観的にお話をするのが難しい場合もありますが、「私たちこそが事業承継に早期から積極的に関わらないといけない」という思いで取り組んでいます。事業承継は会社によって様々なケースがあり、私たちができることには限りがありますが、現在は「事業承継税制」を適用するか否かを税理士が提案しないと始まらないと考え、ここ数年あらゆるケースでこの制度を利用した提案と実践を行っています。また、現在はセミナー等を通じて顧問先様以外への提案も積極的に進めています。

・クリニックの開業支援と医業支援
 過去からクリニックの顧客が多い訳ではなかったのですが、私自身が以前からドクターの開業支援に携わりたいという思いが強く、色々な模索を行っていました。その結果、約10年前から継続的に開業支援に携わる大きなご縁をいただいたことと、ドクターの開業件数の増加という社会環境も後押しして、現在は事務所の一事業として取り組み、活性化しております。一方で、医業の支援は専門性が高く、更なる知識の習得と情報の入手のためMyKomonも導入しました。今後も「医業専門事務所」をより自負できるよう研鑽を続けていくつもりです。

・経営計画作成支援
 事務所としてこれまで多くの顧客の「経営会議」や「幹部会議」に参加させていただき、会社経営への直接的なアドバイスの機会も多々ございました。最近は、金融機関から顧客の経営計画や資金計画の作成を急に求められることが特に増加しております。もちろん「認定支援機関」として顧客の急難への対応は行いますが、「経営者として、将来の会社がどのようにあるべきか?」「その目標をどのように達成していくか?」を具体的に数値に表し、計画的に実践していくことの重要性を経営者に伝え、その実践を促し、サポートしていくことが税理士事務所の今後の重要な責務だと考え、少しずつ取組みを始めております。

 以上3つを大きな柱として、これからも事務所の強みとして研鑽を図っていくつもりです。

Q.日ごろ、お客様へのサービス提供をするときに心がけていらっしゃることはありますか?

A.
 私たちは、顧客とこれまでもこれからも継続してのお付き合いを前提としています。過去から築き上げた事務所としての信用だけでなく、直接顧客と接するスタッフ一人一人の考え方や日々の対応、行動が顧客の安心と信頼に繋がり、今後の事務所全体への信用の礎になります。当たり前の話ですが、まずは顧客の立場になって考えることが重要であると思います。

 また、先代からの社訓の中で常に大事にしている言葉として、「我々は限りない可能性を信じる」「我々は常に行動し実践する」の2つがあります。
 私たちの基幹業務は重要ですが、特に大きな変化がなく定期的に適切に繰り返す必要がある業務です。そのため、ともすれば杜撰な作業や打算的な対応になってしまう可能性があります。だからこそ、私たちができることは無限で多くの可能性があることを忘れず、積極的にお客様に役に立つ提案や助言、質の高い情報提供を実践することを常に心がけています。

Q.MyKomonでお役に立てていることはありますでしょうか?

A.
 まず、事務所として医業分野をより強化したい。そのためにMyKomonは不可欠でした。
 さらに、顧客へ常に役立つ提案するために必要なことは、税務や周辺分野の情報の入手を早期に行うことです。多くの情報があふれている時代なので、正確な情報に素早くたどり着くのは大変ですが、MyKomonから確かな情報を得るようにしています。また、スタッフは情報の仕入・研修に会計担当者養成動画を活用しています。
 最近では毎日の日報登録をして事務所全体で生産性向上に取り組んだり、顧客の状況に合わせて勤怠管理や楽しい給与計算の提案と提供を行ったり、と活用を深めています。


Q.ありがとうございます。今後目指している事務所像について、お聞かせいただけますか?

A.
 これまで顧客の税務・会計業務の適正な遂行という、税理士事務所の基幹業務を何より大切にしてきました。この基本姿勢を変えるつもりはありません。一方で、先ほど触れた3つの業務へ強力に取り組んでいき、今まで以上に顧客にとって欠かせない「ユーマス会計」を目指します。また、いつでもアクティブで柔軟にお客様に対応できる事務所であり続けたいです。


Q.最後に、このサイトをご覧になっている経営者の皆さまへ、一言いただけますでしょうか。

A.
 写真は堺のシンボル「旧堺燈台」ですが、この燈台のように、私たちは経営者が実践してきた過去の足跡を適切に整理するとともに、思い描く会社の未来を常に照らせる存在でありたいと思っています。当事務所は、経営者からの相談に柔軟に対応できる体制を整えていますので、お気軽にご相談ください。

上田先生、ありがとうございました!