女性でも活躍できる職業だと思い税理士を目指しました。この業界に入る前は銀行員だったのですが、一般職ということもあり男女格差を感じる日々でした。そこで、男女問わず活躍できる仕事は何かと考えたとき、やはり国家資格しかないと思ったのです。国家資格の中でも、税理士の資格は働きながらこつこつ取れると思い、勉強を始めました。
その後、会計事務所で働きながら8年くらいかけて5科目全て合格しました。初めは2科目ずつ受けましたが、なかなか難しく1科目ずつ毎年受けるようにしたところ順調に合格することができました。
まず、合格した年に池袋の医療法人専門の会計事務所に勤めました。国家資格5科目合格者のみ採用という条件だったのですが、それまで働いていた事務所では医療系の業務をあまり経験していなかったので、そこへ応募し8年ほど働きました。
別の事務所でも3年ほど働き、そのまま勤務税理士として働く道も考えたのですが、「それなら独立しよう!」と思い、開業に至りました。
もともと行政書士の資格も取っていて、今は行政書士事務所も持っています。医療法人は設立認可申請や定款変更等の様々な手続きがありますし、毎期、事業報告書等の提出も必要で、都庁などでは行政書士でないと対応してもらえません。当事務所では税理士業務も行政書士業務もできるため、相乗効果で臨機応変な対応ができます。また、行政書士事務所の他にもコンサルタント法人があるため、税務顧問だけではなく、医療関係の相談対応や経営コンサルタントなどを幅広く受けられることも強みです。
今後はAI化に対応するためにもIT技術を駆使して色々取り組みたいと思っています。MyKomonもその一環として始めました。そういったシステムを導入するのは、当時は珍しかったのですが、いまでは当たり前になってきていますよね。今後も変化を拒まずできることを増やしていきたいです。
仕事については、求めてもらえるのなら、来るものは拒まず!の精神で取り組んでいます。明治大学グローバル・ビジネス研究科に通っていましたが、そこで一番学んだことは「とりあえず、やってみる!」という行動力の大切さでした。頭で考えているだけでは始まらないので、何かを頼まれたとき、少し荷が重いなと思ってもとりあえず受ける!という姿勢でいるようにしています。目の前の壁は自分が乗り越えられるからこそ、そびえ立つのだと自分に言い聞かせて行動してきました。人との縁でやってみないかとお話をいただくこともあるので、まずはやってみようと思っています。
全然そんなことはありません。開業前の勤務税理士だったころ、仕事として講演会をやることになりました。私にはできないと思いましたが、「大丈夫だから!君ならできるから」と所長先生に言われ、最初は仕方ない、やるしかないと思って始めました。今もできるようになったかは分からないのですが、話をいただけたら断らないようにしようと思っています。
お客様との意思疎通を大切にしています。言葉が足りないと勘違いやすれ違いもありますし、何かあった時に大きなトラブルになりがちですが、意思疎通さえできていればそこまで大きなトラブルにはならないと思っています。
最近はオンライン面談が増えましたが、良いところもあれば悪いところもあるなと感じます。どうしても、直接お会いするより空気感が伝わりづらいので、意思疎通はより一層気を付けていきたいですね。
MyKomonの電子会議室はとても便利です。忙しいと電話も手間になることがありますが、電子会議室はお互いのタイミングでメッセージの確認や送信ができます。特にドクターには診療時間内に電話をしてしまうと迷惑なので、好きなタイミングで見てもらえるという点がとても良いです。それから、スレッドごとにやり取りが全て紐づき、検索もできるので、どこだっけ?となることがありません。
共有フォルダも、決算の時期に資料をアップして使っています。紙資料ではなくデータなので、かさばらないですし、お客様にとっても郵送代がかからずメリットだと思います。フォルダを期ごとに分けているので後で見返すときも便利です。
それから、スタッフの工数分析にも使っていますが、どのお客様にどれだけ時間がかかっているのか見られて便利です。
ニュースレターも月に一度の情報提供として使っています。
事務所のコンセプトとして「確かな一歩の積み重ねを大切にします!」という言葉を掲げています。これには、お客様と共に協力しながら進歩していきたい。顧問先とクライアントというよりは、共に成長していきたいという意味を込めました。何でも気軽に相談し合いながら一緒に成長していきましょう!