A.もともとはこれといった特徴がうちの事務所にはありませんでした。父親の代のお客様で経営が成り立っており、私も2代目の事務所として安心してやっていける、と当初甘い考えを持っていました。
ところが、実際には父親の代からの世代交代で、年配の事業者が次々と事業縮小や廃業で減っていき、気付けばお客様が激減していました。売上大幅減という課題に直面し、そこで初めて、徐々に事務所の強みになるサービスを模索していきました。
これまで営業ということをしたことがなく、経験もない、そんな状態から、まずどうしたらよいかと考えました。事務所の特色もこれと言って無く、そんなときにMAS監査に出会いました。最初は経験もない中、経営計画の勉強を重ねていくうちに、MAS監査を事務所の一事業としてやっていこうと思うようになりました。当時経験のまったくなかったスタッフも、今ではMAS監査プランナーとして、一緒に頑張ってくれています。そんな中でMAS監査のお客様が、税務顧問契約も自事務所へ移してくれることも出てきて、この取り組みは事務所として大きな変化の1つだったと思います。
ただ、それだけでは売り上げの大きな増加というところまでは至らず、他士業との連携も始めました。
一般社団法人さくら相続支援協会
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他士業と組むことで、初期相談の対応としては、とても手厚いお客様対応をすることができるようになり、弁護士、司法書士と連携したことにより、新たなお客様のつながりも増えました。
A.はい。他にも、1人事業所のための経理代行サービスを始めました。領収書を整理したり、売掛金や入金をチェックしたり、細かなことまで手が回らない小規模事業者に、経理常務を丸投げできるサービスとして、単純明確なサービス内容と料金体系で提示させていただいています。
建設業などでニーズが多くあり、好評により紹介、紹介とつながり、お客様も増えていっています。
A.以前利用していた別の給与計算ソフトが急に廃止になり、その時に楽しい給与計算を導入しました。
最初はMyKomonの担当者から「誰でも簡単にできますよ」と言われましたが、本当に簡単にできるのか少し不安に感じていました。実際に約20社のお客様に導入した結果、導入時に一度説明しただけで質問もほとんどなくスムーズに移行することができました。給与計算担当が比較的年配の方の事務所にも多数導入していただきましたが、簡単と好評です。所得税・社会保険の自動計算、料率の自動変更などもありがたいです。
また、グループウェアで職員に日報を提出してもらうことで、職員同士もお互いの業務を把握することで刺激になっており有効活用できています。
A.昨今の感染症での経済不安などで明るくない話題も多いですが、自分自身は明るく元気に!をモットーに常にお客様に接しています。私は早い段階から税理士を志していたわけではなく、大学時代などの自分の色々な経験をもとに話すことで、税理士先生というイメージを払しょくし、経営者にも共感を持っていただいたり、身近に感じていただける部分もあるのかもしれないと思っています。
これからも、お客様に寄り添い、分かり易い説明や対応を心がけていきたいと思います。