A.父が工務店と不動産屋をセットで経営していました。元々父は住宅販売のセールスマンから独立して工務店の経営を始めたのですが、営業畑出身のためお金や経営については明るくありませんでした。建設業界は巨額のお金が動くのに、会計の事が全然わからないわけです。
もちろん、母も父をサポートするために簿記学校へ行って簿記を勉強していましたが、ベースの知識がない上に当時すでに40歳を超えていて、新しい事を学ぶのにも時間がかかったようでした。
そんな両親の姿を見て育ったので、高校1年生の頃から学校が終わった後、父の会社の経理を手伝っていました。会計事務所の職員さんに教わったりして、TKCの複写伝票に判子をつきながら帳簿をつける、そんな高校生活だったんです。
そんな高校生から見て、税理士さんは社長さんから相談相手として頼りにされる職業、「なってみたいな」と思うのも自然な流れでした。
だから初めて税理士を志したのは高校生の時ですね。大学も経営学部に進学して、経営と会計、それにマーケティングについて勉強しました。
望月先生。相談に来る経営者を明るく迎えてくれる。
A.大学卒業後すぐ会計業界に入りました。そこから数えると今年で30年になりますね。様々な業種の決算書やビジネスモデルから、リアルな経営の仕組みを学びました。
それ以外の道に進もうと思ったことがないので、ああこれは天職なんだと思っています。
A.辛い、という表現とは少し違いますが、先が見えない独立直後は必死にもがいていました。
特にその時期小さかった息子を抱えての仕事だったので、慣れない子育てと慣れない事務所運営に試行錯誤の日々でした。
ただその試行錯誤した当時、登壇したセミナーで知り合ったお客様から仕事を依頼されるようになったり、「話を聞いてよかった」という感想をいただいたり。多い時はセミナーで100人くらいの人の前で話す事もありました。
その他、女性の相談しやすい雰囲気の図書館などで相談を受けています。
税理士家系でもないし、夫も別業界。そんな中で自分のライフスタイルに合わせて試行錯誤をしてきた結果、男性の税理士さんよりも時間がかかったかもしれないけれど徐々にお客様が増えてきました。
A.会計というのは会社の健康診断みたいなもの。本当は社長が1番に見たいと思う情報でなければならないと思っています。ただその情報が出てくるのは大体1か月後とかになってしまう事も多いと思うのですが、それだと情報としての鮮度が落ちてしまう。
そのため、当事務所では、顧問先企業のIT化と業務プロセスを見直すサービスも提供しています。
先月どういう成績だったのか、反省材料として有効なタイミングで出せるのがベストだと思っています。
そのために、MyKomonの会計処理センターもフル活用して入力業務の工数を極力コンパクト化するなどの努力もしています。
A.多くの中小企業には大企業が「経営企画室」のような形で設けている「会計から経営を考える」セクションがありません。だから会計事務所が一歩そこまで踏み込んで、税務だけでなく、経営の判断に使える数字の解説ができるような立ち位置でありたいと考えています。
だからうちは「望月『経営』会計」なんです。
原点は最初にお話した父の事。高校時代、父に説明していた話…細かい数字の事はわからないけれど、経営の事を知らなければ、という同じような人たちに、経営判断の材料となる会計についてお伝えするのが私の使命だと考えています。
「初めての人に分かりやすく、役に立つ形で会計の提供をする」のが理念です。
自分の会社の決算書の意味がピンとこない、という経営者はまだまだたくさんいます。
そういう経営者にも分かりやすく興味深く経営についてアドバイスをし続けていきたいと思っています。
A.
1.正しく
2.早く
3.わかりやすく伝える
この順番でこの3つが基準です。専門用語の羅列が最もNGです。お客様は望んでませんしね。
コロナの影響もあり、時短勤務とテレワークになっていますので、「ジョブ評価」つまり、働いた時間の長さではなく、成果について評価して賞与や昇給を決めています。
あとは、あまり口を出さない。私がいなくても事務所が回るのが理想形なのです。自立した社員になってほしいと願っています。
A.会社経営を車の運転に例えると燃料計が資金繰り表。スピードメーターが損益計算書。この2つを使いこなしたい!と思ったらご相談ください。
会計は、経営に活かしてこそ、その価値が発揮されます。安心、安全な経営のために必要なノウハウや知識をわかりやすくお伝えします。
そしてぜひ「あの社長は数字に強いんだ。」と銀行や取引先に評価されるカッコイイ社長になってください。