Q.税理士を目指したきっかけを教えてください。

 父がもともと国税局にいまして、退官して税理士になることを決めた父から、「一緒に税理士をやってみないか?」といわれたことがきっかけです。
 その時は税理士の仕事についてあまりよくわかっていなかったのですが、サラリーマンをやるよりも、税理士になったら経営者にもなれて、面白そうだなと直感的に思い、税理士を目指すことにしました。

Q.実際になってみてどうでしたか?

 まずなるまでがとても大変でしたが、税理士になってからも大変でした。受験生時代は税理士試験に合格したら、バラ色の人生になるのではと思っていました(笑)
 しかし、現実はそうではありませんでした。事務所自体は右肩上がりだったので、業務量はどんどん増えていきました。しかしその一方で、職員の採用・人材育成が追い付かない、疲弊した職員が退職する。その壁にぶち当たりましたね。
 確定申告時期が一番大変で、お客様からの申告の依頼がどんどん増えて確定申告業務が回らなくなってしまって…。
自身のマネジメント力のなさを痛感するとともに、当時の職員さんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。

Q.大変だったのですね、どう解消していきましたか?

 確定申告時期の業務を見直すことを始めました。
 売上が下がってしまうこともありましたが、職員が余裕をもって働ける環境になりました。
 今は確定申告時期でも残業はほとんどなくなりましたね。
 1つ1つの業務に職員が向き合えるようになったことも、結果的によかったかと思います。
 強化したい仕事のターゲット選定は大事だなとその時に感じました。
 これからは、お客様もよし、事務所もよし、職員もよしと、皆様から愛されるような税理士事務所へと変革をしていくことが大切だと感じています。


Q.ターゲット化ですか、確かに大切ですね。今後の事務所の方向性や事務所の強みを聞かせいただけますか?

 税務会計のみではなくて経営面を含めたサポートを行う事務所でありたいですね。
 トータルで顧問先をサポートしていきたい、そんな思いを込めて法人名も税理士法人トータルサポートとしました。
 事務所の強みは顧問先企業の黒字割合が高いことで、顧問先の黒字法人の割合は約70%となっています。売上がなかなかあがらないのであれば、どうしたら増やしていけるか、利益が上がらないのであれば、どうやったら黒字化できるか。
 そういったお悩みにしっかり答えらえる事務所を目指しています。
 「中小企業の黒字経営をサポートすること」を経営理念としています。
 職員も自主的に経営理念に基づいて業務ができる、お客様のお役に立てるよう努力していってほしいと思っています。
 顧問先企業の発展に貢献し、事業承継のサポートまでしていきたいですね。
 また経営のサポートだけでなく相続にも力を入れています。
 もともと父が国税局で資産税に携わっていたこともあり、相続業務に関して多くのノウハウや実績があります。
 相続税の申告は今後も増加していくことが予想されるので、事務所職員全員で相続の申告に対応できるよう人材育成も進めていきたいと思います。


Q.相続といえば!で私もトータルサポートさんがよく思い浮かびます。そんなトータルサポートさんでMyKomonがお役に立てていることはありますか?

 MyKomonは医業データベースを用いた医業の経営分析が一番役に立っていますね。
 自院のどこが強みでどこが足りないか、という点を見られるのでお客様も喜んでくれています。
 平均来院回数はわかりやすく、数字で直に影響するというのも実感してもらいやすく、説明できるのもいいですね。
 こんなにも収益が変わるというのが目に見えるので、お客様自身もご納得いただけやすいです。

 ホームページも非常に役立っていますね。
 税務だけでなく介護事業所を運営したいというお客様からホームページ経由で問い合わせがきたこともあり、医業や相続などセカンドホームページとしても活用しています。
 これは要望なのですが、名南さんでも職員のスキルアップとして資格制度を作っていただけるとありがたいです。
 動画やテストもあると思いますが、それを受講し一定の試験に合格したらMyKomonから資格が付与される。
 その付与された資格に対して資格手当を事務所でつけるなどすると、職員のモチベーションにもつながると思うのでご検討のほどよろしくお願いします!

Q.たしかにMyKomonで資格制度を作るというのも面白い案ですね、ありがとうございます!それでは最後にこのページをご覧の経営者様に一言お願いします。

税理士法人トータルサポートでは税務会計のみのサポートだけでなく、
中小企業の黒字経営をサポートする体制を整えています。
事業を伸ばしたい、事業を拡大したい方にはお役立てできるかと思います。
そういった方が見えましたら、気軽に連絡をいただけたらと思います。