若い頃はさまざまな仕事を経験しましたが、最終的には父の事務所に入社し、5年間働きました。その中で、数字を扱う仕事の面白さや、お客様とのやり取りの楽しさを感じるようになり、27歳から本格的に勉強を始めました。富士宮市の山中にある全寮制の学校で集中して学び、税理士・公認会計士の資格を取得しました。また、小さい頃から数字には強かったので、自然とこの道に進んだように思います。

当事務所は法人顧問から相続まで幅広く対応しており、ジャンルを問わずすべての業務に対応できる体制を整えています。特に力を入れているのは『デジタル化』と『資産形成支援』そして『働き方改革』です。クラウドソフトを活用し、お客様がリアルタイムで経営状況を把握できるようになり、生産性向上のきっかけとなっています。
例えば、領収書をスクラップブックに貼るような昔ながらの方法は廃止し、クラウドで記帳することで、お客様の経営管理のスピードを格段に上げることができます。また、お客様に適さない節税商品を売るのではなく、役員報酬の適切な取得やNISAなどを活用した健全な資産形成を提案しています。やはり、お客様に対しては、しっかりと経営で利益を確保してもらい、資産を形成していただくことが重要だと思っています。それを支援するのが重要な仕事の一つであると考えています。
働き方改革については、有給消化率100%、フレックスタイム制の導入など、社員が働きやすい環境づくりにも力を入れています。デジタルツールを活用し、タスク管理や勤怠管理を効率化することで、労働時間の削減にもつながっています。お客様にも同様に、グループウェアなどの管理ツールの導入の必要性やこれからの働き方などをお伝えし、変化を促進しています。


現在、ジョブ型雇用への移行を進めています。会社の中のポストごとに業務内容と報酬を明確に設定し、労働時間ではなく成果で評価する仕組みを作っています。やるべきことが明確になることで、無駄な長時間労働から解放されると考えています。また、ポストに空きが出た場合は、新たに人員を補充し、空きがある間は、業務と報酬を他の職員に分配するなど、柔軟な対応をしています。また、これらの運用を可能にしているのが、人件費率の明確化です。売上の何割を給与とするかを明確に定めることで、柔軟な配分などが実現できています。加えて、働いてくれる社員への情報の開示も重要だと考えています。
導入前は紙ベースの業務が中心でしたが、導入後は業務効率が劇的に向上しました。特に日報機能と進捗管理表が業務の根幹を支えており、工数管理や業務フローの見直しに活用しています。進捗管理表により、社内の全タスクをたった30分で把握できるようになり、管理者の管理範囲が大きく広がりました。共有フォルダは、ルールを徹底することで、書類管理の効率化にもつながりました。
同業者の皆様へ、物価上昇の中で大変な時代ですが、MyKomonを使いこなし、共に生き残っていきましょう。契約するだけでは効果を十分に発揮できません。日々の学びと活用を通じてこそ、効果を実感でき、より良い事務所づくりができると思います。
お客様へ、時代に合った事務所を作り上げてお待ちしています。決して特別なことをしているわけではありませんが、やるべきことをしっかりと実行しています。