本当に偶然ですが、幼馴染に誘われたことがきっかけです。
20歳ぐらいの時、今後の人生についてまだ考えておらず、どうなるのだろうという不安がありました。そんな時、専門学校で税理士の勉強を頑張っている幼馴染に、一緒に勉強しないかと誘ってもらいました。その時は税務のことに全く関心もありませんでしたが、思い切ってその専門学校に入りました。今まで聞いたことすらない言葉ばかりでしたが、それが新鮮でした。簿記の勉強から始まり、大変なこともありましたが、その中に楽しさがありました。そしてこの道を進んだら税理士という仕事があり、経営者を支える、サポート的な存在だと知りました。経営者としてトップで頑張っている方に憧れはありましたが、自分がなるのは難しい、でもそういった方を支える仕事なら自分にもできるし、やりがいがあると思いました。
大きく2つあります。1つ目は組織化を進めていることです。今、事務所は幹部層4名で運営が回っていて、事務所全体を引っ張ってくれています。本当に人に恵まれたと思っています。今、組織の土台を作っている段階で、組織としてバランスが取れ始めてきました。これからは若い世代の教育体制を整え、採用も進めて、組織力をもっと強化していく予定です。人が全てだと思っているので、組織の形が出来上がりつつあることが、強みになっていくと思います。
2つ目は、相談顧問に力を入れていることです。業務の柱として、①経営者が意思決定する際の基準作りのサポート業務②事業承継の顧問業務があります。
通常の税務顧問は他の会計事務所が行っていても、相談顧問だけ私達が受けている先もあります。相談顧問の仕事を担当していると、その結果、税務顧問もしてほしいとお願いされるケースもあります。相談顧問は一定のニーズがありますし、仮にAIが進んだとしても人の感情面に関わる仕事なので、求められ続けると思います。今後はもっと、相談顧問の割合を増やしていきたいです。
以前勤めていた事務所で、経営再生のサポートを経験したことがきっかけです。
その時に感じたことは、会社経営は絶対に悪くなってはいけないということです。
業績が悪くなると企業の雰囲気も悪くなります。反対に業績がいいと社長もご機嫌ですし、そうなると会社全体の雰囲気が良くなりますよね。よい雰囲気の中で働いている職員が家庭に帰ると、家庭にもいい影響が派生し、笑顔の循環が起きます。その笑顔の循環を回すためにも、社長の思い描く像に近づいていったり、業績悪化のプレッシャーを緩和したりすることが大事です。業績が良い会社になる法則や、悪くなる前兆が把握できれば、お客様に伝えることができると思いました。そのことを考えると、会計事務所の立ち位置はすごく重要です。何かあったときまず会計事務所に相談する、ということは多いはずです。相談を受けた時点で、いい影響を与えることが出来れば、結果的に笑顔の循環が起きます。
また、税務の仕事はもちろん大事ですが、赤字の企業であれば税務の仕事だけでは貢献できません。そのことに気づいたとき、自分の中で壁にぶつかった瞬間でした。では、お客様全員に貢献するためには何をしたらいいのか、ということを考えて相談顧問にも取組んできました。
内部的には自立した組織作りを進めていきたいです。誰かがいなくてもカバーし合える属人化しない組織を目指しています。また業務的には、笑顔の循環を回せる仕組みを作ることです。お客様は、粗利が増えることで喜ばれますが、私達の力でだけでは十分にはサポート出来ていません。そこで、他分野のパートナーを作って、私達の事務所では対応が難しい課題があれば、その分野のパートナーにつなげてサポートする体制を強化していきたいと思っています。
事務所の理念が「安心感と働き甲斐が得られる職場、社員の成長、お客様に対する貢献」です。
この理念にゴールはないと思うので、そこに向かい続けている組織にしたいです。
また、中小企業の支援として、お客様の粗利を出すことが大事だが、その土台となる財務や意思決定のサポートも大事にしていきたいです。決断に不安を持っている経営者は多いので、「この状況だったらこの判断で大丈夫ですよ」という基準をお伝えすると安心されます。財務的な支援と、粗利を増やす支援、あとは人員的な人に関わる支援、などを事務所だけでなくパートナーの方含めて、きちんと提供できる環境を作りたいです。そして、お客様が継続して業績を上げることができる状態にしたいです。
一番は工数分析です。現状が分からないと手も打てないので、記録を残していけるのはよいと思います。あと、他の方と予定を共有できるところも助かっています。
ニュースレターもいいですね。お客様に情報提供することはすごく大事です。ただ、情報を所内で調べてまとめることってすごくパワーが必要だと思います。だから、お客様に情報を発信するときに、すごく役に立っています。
スケジュールや日報は事務所の必須ルールにしていますし、所内の基となる仕組みの中に、もうMyKomonがありますね。
環境変化が激しく、不安になることが多い時代かと思います。とはいえ、環境の変化はどうしようもありません。悪いことが起きたとしても、その中でご自身が目指す方向に進むために何をしたらいいのか、一緒に考えましょう。意思決定の基準作りのサポートをしている理由にもつながりますが、「失敗してもここまでの影響で済みます」というのが分かっていたら、不安感が緩和されます。そして、もっと落ち着いて経営ができるようになります。1人だと不安になるので、1人で抱え込まないこと、相談することは大事です。このような体制のサポートができればと思っています。まずは、お気軽にお声掛けください。