Q 先生が税理士を目指したきっかけを教えてください。

きっかけはいくつかありますが、一つは母がこぼしていた「税金が高い」という言葉でした。そこから「なぜそんなに税金が高いのだろうか?」と疑問を持つようになり、勉強を始めました。

また、高校生の頃に授業の一環で簿記を勉強し、その後日商簿記1級を取得しました。この時の勉強が性に合っていて、面白いと感じ、税理士試験も受けてみようと思ったこともきっかけです。

中原先生

Q ロゴマークに込められた意味を教えてください。

中原の「N」と、お客様に寄り添い「一緒に伸びていきましょう」という想いから、このロゴマークにしました。

ロゴマーク

Q そのような想いが込められているのですね。それはお客様へ情報・サービスを提供する上で、心がけてらっしゃることにもなるのでしょうか?

そうですね。情報提供という観点では、「お客様に合っている情報」「新鮮な情報」「確かな情報」を提供できないと意味がないと思っています。

どうしても税理士の仕事は税制改正が毎年あります。常に情報をアップデートして新しく正確な情報を提供していかないと、責任問題にもなりかねませんし、何よりお客様のためにもなりません。そのため、新鮮で確かな情報をお客様に合った形で提供できるように日々精進しています。

Q 「お客様に合った情報」はどうしてもお客様ごとに異なるかと思いますが、そういったニーズを引き出せるように普段の会話から意識されているのでしょうか?

全く意識していないというわけではありませんが、基本的には「楽しく話すこと」を第一にしています。毎回楽しいお話ができればいいと思っていて、その中で何に関心があるのか、どんな心配事があるのかを見つけたら、それに合わせて適宜情報提供をしています。

Q 日常の業務で普段からお忙しくされているかと思いますが、情報の仕入れなどの時間を確保するにはどういった工夫をされているのでしょうか?

以前名南さんが主催している「きどう塾」に参加した際に、業務の時間の20%は将来のための「未来投資」に使いなさい、という話を聞きました。情報収集もそういった「未来投資」の時間ですから、あらかじめしっかり時間を確保し、その中で取り組むことにしています。

そのためにはスケジュールをしっかり組むことと、効率化が大事になってきますので、データのやり取り等もできる限り手間を削減できるような仕組みづくりをしています。

Q 税理士業務のやりがいを教えてください。

税理士に限ったお話ではないかもしれませんが、お客様に喜んでいただけた時が一番のやりがいだと思います。税務のことに限らず、お客様のお困りごとを解決できた時はやはりお喜びいただけるので、そういった時ですね。

Q 困っているときに頼りにされるのはそれだけ信頼されているからだと思いますが、お客様との関係を築いていくうえで気を付けてらっしゃることは何でしょうか?

税理士という職業に、とっつきにくいというイメージを持っている方もいらっしゃいます。そういったイメージを覆せるように、話しやすい環境、雰囲気をつくるようにしています。お客様にとってできるかぎり敷居の低い税理士でいたいなと思っています。

また、お客様から「前の税理士は質問しても答えてくれなかった」「なにもしてくれなかった」といったお話を伺うこともあります。そういったお話を伺うと自分はそうならないように、と思いますね。

Q 先生の話を伺うと、お客様とどのように向き合うかを大事にしているような印象を受けますが、先生が目指す税理士像とはなんでしょうか?

かっこいい大人になりたい、と思っています。なので、いわゆる先生稼業にならないように、低姿勢で、それでいていい仕事を素早くこなせるような、そんな税理士でありたいです。

Q 今後力を入れていきたい取り組みを教えてください。

事業承継に今後は力を入れていきたいと思っています。相談を受けることも多くなってきましたが、スムーズにお客様にあった提案ができるよう、注力したいです。また、認定支援機関としての業務をあまりできていなかったのが実情としてあったので、そのあたりもお客様へ提案をしていきたいと思っています。

Q 最後にご覧になっている経営者の皆様へ一言お願いします。

経営者の方は、一人で大きな責任を背負いながら日々経営判断をされていると思います。その中で一人ではどうしても解決できない問題に直面することがあると思いますが、そんな時に気軽に相談できる存在として、税理士を思い出してほしいです。経営者のパートナーとして私も精進していきたいと思っています。

中原敬和税理士事務所
http://nakaharatax.jp/

中原先生、ありがとうございました!