大学時代はバブル真っ盛りで、社会人って楽しそうだなと漠然と思っていました。そのうち、どうやら楽しそうに仕事をしているのはサラリーマンではなく中小企業の経営者だということを感じ、社会人になったら中小企業の経営者の輪の中に入り一緒に仕事をしたら楽しそうだなと思うようになりました。
「そのためにはどうしたらいいんだろう?」と考えたときに候補として挙がったのが、公認会計士、税理士、中小企業診断士を取り「経営コンサル」をしようということでした。その中で、税理士は試験の科目に「経営」という分野がなかったため、まず選択肢から消えました。中小企業診断士はそれだけでは生計を立てるのが難しいようだと分かり、これも選択肢から消えました。最後に残った公認会計士を目指し、資格を取って監査法人に入りました。
監査法人では10年半働きマネージャーまで務めました。ただ、監査法人での関与先は主に上場企業であり、関わりたかった中小企業ではなかったため、いっそのこと独立しようと思い開業しました。
ホームページにも載せていますが、税務会計、会社設立、事業再生等の情報を、公認会計士、税理士、認定事業再生士などの専門家の視点から経営者の方々にわかりやすく説明させて頂き、経営に役立て頂くことをモットーとしています。
通常であれば、税務会計以外の分野の相談があったときには提携先の専門家へ依頼するといった対応になるのでしょうが、当事務所では、私自身が監査法人や経営コンサルティング会社といった各グループ会社の経営者として関わることで、それぞれの専門家と提携しながら主体的に業務を請け負うことができます。それが一番の特徴ですね。
経営者と専門家の間には、見えない壁のようなものがあり、お互いにコミュニケーションがとれていないケースがあります。当事務所では、「ちょっと相談しにくいんだけど」といった壁を取り除き、何でも相談に乗ってもらえるような敷居の低い「信頼と親しみ、そして満足感をもっていただける会計事務所」の運営を心がけています。
私はいろいろな分野の仕事に関わってはいますが、やはりベースは会計事務所です。ただ、ニーズの変化にはアンテナを張り続けて変化にも順応していきたいですね。最近ですと、補助金関連の相談が多いでしょうか。
はい。一見本業に関係なさそうなものも多いですが、お客さんとの共通の話題が持てるという意味でどの資格も取ってよかったと思っています。資格の取得は知識の整理のためと思っています。時間があれば他にも取りたい資格がたくさんありますね。
もともとグループウェアを探していて、そのときに知り合いからMyKomonを紹介されました。
普段、私が所内にいないことが多いので、ベースである会計事務所の状況をこまめに把握するために進捗管理表やToDoなどで業務管理をするのに役立っています。クラウドなので出張中の合間でも所内業務の状況を把握でき、大変便利です。伝言メモも活用していて、これまでメールや電話でやりとりしていた所内とのやりとりがとても効率化できました。
それ以外にも、電子会議室を所内でのコミュニケーションツールとして、疑問点の解決や備忘録、顧問先ごとの進捗確認の場としても活用しています。
あとは、事業承継絡みの相続案件で、相続財産シミュレーションを使っています。
吉田松陰の言葉で、「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。」という言葉があります。
皆さまも、将来の「夢」を持って経営してください。その「夢」は目標になり、それによって方向性が決まり、事業計画も決まるものです。その夢を実現するためにサポートするのが私の役割だと思っています。
西岡公認会計士事務所
http://www.nishioka-kaikei.com/
【グループ法人】
監査法人やまぶき
http://www.yamabuki-audit.or.jp/
有限責任事業組合KIPパートナーズ
http://www.kip-p.com/
株式会社フライトパートナーズ
西岡先生、ありがとうございました!