開業10年目の医師(内科)です。実は今までお付き合いしていた会計事務所との顧問契約を解除しました。開業当時に薬剤業者から紹介してもらった会計事務所であり、創業時を支えてもらった恩は感じておりましたが、だんだん現状の顧問関係に疑問を持ち始め、存在価値を感じなくなったからです。
毎月、担当者が来訪されるのですが、私共が用意した帳簿書類に目を通し、2ヶ月前の試算表と簡単なメモを残して、そそくさと帰って行ってしまう状況でした。はじめは会計事務所との顧問関係は一般的にこういうものなんだと、半ば諦めておりました。
しかし、ある時、インターン時代の先輩医師にお会いする機会があり、会計事務所を診療所経営のパートナーとして活かしているという話を聞きました。先輩が契約している会計事務所は、隔月で診療報酬の分析データを持ってきて、三期比較をして、問題点の発見を支援してくれるというのです。実際に資料を見せていただき、驚きました。三期分の診療実績について、保険種類別、診療行為別で各単価や患者数を比較して整理されていました。
無理言ってコピーを頂戴し、契約している会計事務所に同様のデータを出せないかと聞いてみましたが、「うちのやるべき仕事ではない」と一蹴されてしまいました。
現在は、先輩と同じ会計事務所と契約し、同時に経理処理の改善も指導してもらいました。今では、会計事務所の担当者が来てくれる日が楽しみになりました。診療報酬分析はもちろん、内科診療所の待ち時間対策の事例など、興味深い情報を持って来てくれるからです。
会計事務所には、過去の整理をメインとする事務代行型と、今後の対策をメインとするコンサル型の2種類があるようです。会計事務所選びも経営者の大事な仕事だと感じました。
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