会計事務所インタビュー

MyKomon会計事務所の会に参加している会計事務所の最近の活動や取り組みをご紹介します。

※掲載情報は、インタビュー当時のものです

M&A仲介・事業承継コンサルを強みに、経営者と二人三脚で課題解決に取り組む

開業3年目でM&A仲介や事業承継コンサルにも取り組む中野先生。生産性向上にも意欲的な中野先生に、税理士を目指したきっかけや今後の展望を伺いました。

Q.先生が税理士を目指したきっかけを教えてください。

 そもそも、通っていた商業高校で簿記2級を取っていました。大学を卒業してレコード会社に就職し大阪で店長をしていましたが、しばらくしてCDがあまり売れなくなりました。iPhoneやiPodが広まり始め、楽曲をダウンロードするのが主流になってきた時期だったからです。
 そこで、持っている簿記2級を活かして何か別の仕事ができないかと考えていたところ、公認会計士と税理士を勧めてもらい、中小企業の経営に興味があったので最終的に税理士を目指しました。事務所のロゴは、今の自分自身を表現した、レコード+税理士 のイメージです。

Q.事務所の強みや特徴は何でしょうか。

 M&A仲介・事業承継コンサルですね。現在、大阪・兵庫・奈良の「事業承継・引継ぎ支援センター」で、マッチングコーディネーターをしています。会計事務所とM&A仲介はシナジー効果が高く、毎月の会計事務所業務に加えてM&A仲介に対応できることでお客様に付加価値を提供することができます。
私は開業当初からM&A仲介に取り組んでいて、現在開業3年目で年間約20件の案件があります。最近では、私以外の一部のスタッフもM&Aの対応ができるようになってきました。

Q.開業して3年目ということですが、今後どのような事務所を目指したいとお考えでしょうか。

 先ほどもお伝えした通り、M&A仲介に積極的に取り組んでいますので、京都・大阪・東京に拠点を置いて広くM&Aや事業承継に対応できる事務所を目指したいです。
一方で、スタッフも私もワークライフバランスも大切にしたいと思っています。繁忙期以外には積極的に有給休暇が使えるよう段取りし、会計事務所業務については週休3日でもこなせるように仕組みづくりを進めています。そのうえで、生み出せた時間でM&A仲介や事業承継コンサルといった付加価値業務にしっかり取り組むという考え方です。
 また、今年からはお客様の決算・申告という“数字のまとめ”だけではなく、数字を生み出す元となった経営者の行動を振り返る「行動カレンダー」というものを作成してお渡ししています。数字に影響を与えた行動を振り返ることで、「今期はどのように行動していくか?」を考える参考にしていただいています。


 加えて、事務所からの情報発信などについて「となっぴぃ」というキャラクターを作りました。私だけが前面に出て対応していると、時間やキャパシティなどにいつか限界がくると思っているため、事務所全体でスタッフも発信や対応ができるような環境づくりを進めています。

Q.MyKomonでお役に立てていることがあれば、お聞かせください。

 工数分析、楽しい給与計算、知識・情報系のメニューは重宝しています。M&A仲介などの付加価値業務にかける時間を生み出すために生産性は常に気にかけており、定期的にMyKomonの工数分析を見ることで現状確認をし、改善できるところがないか検討しています。
そして、私自身が好きな時に好きな場所で仕事がしたいと考えているため、テレワークも積極的に取り入れています。MyKomonは、場所を選ばず事務所やお客様の状況を確認できるので、すばやい対応にも役立っています。

Q.嬉しいお言葉、ありがとうございます。最後に、ご覧になっている経営者の皆様へメッセージをお願いします。

 私たちの事務所の強みは、経営者の皆さんと一緒に出口戦略を考えられることです。人にも一生があるように、事業や会社にも必ず継いだり引き継いだりするタイミングが来ます。そのときを見据えて、目標を持って経営をしていくことが大切です。
 私たちは、経営課題を俯瞰し二人三脚で解決方法を考えていきます。数字には現れない部分も伴走してやっていきますので、話を聞いてみたいという方は一度連絡いただければと思います。

中野先生、ありがとうございました!