会計事務所インタビュー

MyKomon会計事務所の会に参加している会計事務所の最近の活動や取り組みをご紹介します。

※掲載情報は、インタビュー当時のものです

医療にかかわる方のベストパートナーとして、医療機関をサポートいたします

お客様に喜んでもらえることはどんな苦労も惜しまない倉本先生。医療関係のお客様との関わりや、事務所の効率化についてお話しいただきました。

Q.税理士の道に進んだきっかけをお聞かせください。

税理士試験を受けようと思ったのは、実は大学生当時の彼女に一緒に勉強しようといわれたからなんです(笑)もともと税務会計業界には興味があって大学も経済学部に進みました。最初は安定しているだろうと国税専門官になりたいと思っていましたが、大学時代が就職氷河期だったので、手に職を持つのもいいなと思い勉強を始めました。彼女が先に合格して、ここで勉強をやめても癪に障るなと思って勉強を続けたのが始まりです。
そこから税理士事務所に入社して今は独立しましたが、税理士を辞めたいと思ったことは一度もありません。天職だと思っています。

Q.天職だと思う理由や、やりがいはなんですか?

お客様に喜んでもらえることです。税務申告はあまり意識をしていなくて、経営のサポートがメインです。関与先は医業ばかりなのですが、クリニックや病院が利益を出して発展していくようにサポートすることをいつも考えています。

Q.関与先を医業に絞っている理由はなんですか?

前職が医業専門の会計事務所だったためです。入社して最初の担当先も病院でした。税務実務もはじめてで、当然医療業界のことも何も分かっていない状況で担当したので、いつも怒られていました。でもその分育ててもらいました。そこから成功体験が増えてきて、医業の担当先が増えていきました。
昔、関与先の病院が破産しかけた経験も大きいです。何とかしようと、週1ペースで資金繰りを見て、理事長と一緒に金融機関に月次報告に行ったり、金融機関と借入交渉や債権放棄の交渉を行ったりしました。最終的には、無事に再生して新しい病院を建設することまでできたのですが、ふつう税理士が行わないことを経験したことで、医業に対する知識が深まっていきました。
金融機関が相手ですので事業計画の作成が必要になってくるのですが、診療報酬が何点だとか、施設基準を満たすために何が不足しているのか、看護師さんの資格等……、そういったことまですべて調べて事業計画を作成していたので、いつのまにか医療に詳しくなっていきました。当時は保険制度や施設基準を理解した上で事業計画書作成している税理士が少なかったため、金融機関から医業先の紹介をされるようにもなりました。
そのように医業の案件が増えていくなかで、自分自身が医業を好きになっていったので、好きなことをメインの仕事にしたいなと思い、医業専門になっていきました。

Q.では、事務所の強みはやはり医業特化というところですか?

そうですね。また、職員一人一人のレベルが高いので、自分は外回りに集中ができるのも強みです。
レベルの高い職員に長く働いてもらうためにも、効率化は意識しています。前職では残業100時間越えが当たり前でしたが、今は残業時間をほぼ0にすることを目指しており繁忙期でもほとんど残業はありません。MyKomonを導入した理由も効率化が目的です。

Q.ありがとうございます。MyKomonを導入して効果を実感できていることを教えてください。

一点目は、事務所の情報共有です。事務所内の情報共有の場として電子会議室を使っています。職員ごとに会議室を作り、会議室の書き込みは関与先名をタイトルにして関与先ごとに分けるようにしています。指示をしたこともあとあと見直しができますし、外回り先でもスマホですぐ確認と指示ができるのでとても便利に使っています。
二点目は、進捗管理表で管理ができることです。漏れがないように細かくタスクを作っていて、期限を設けるとアラートが出るので管理がしやすいですね。1つの関与先について、最低でも外回りの担当者、記帳担当者、給料計算担当者の3名体制で業務行っているため、進捗管理表1つで全員の進捗状況が一目でわかるので助かっています。

Q.お役に立てているようで嬉しいです!最後に、インタビューを読んでいる経営者の方に一言お願いします。

コロナをきっかけに医療機関を取り巻く環境は一気に変わりました。これからどう対応していくのか、大きな判断を求められるタイミングが多くなっていると思います。
一緒に考えて、一緒に乗り越えて、地域医療を支えていくのをお手伝いさせていただきたいと考えております。
ぜひお気軽にご相談ください。