Q.まずは税理士を目指されたきっかけを教えてください。
ここ札幌で生まれ、地元の高校を卒業して、東京の大学に進学しました。就職活動の際に、悩んだ末、税理士業界に進むことを決意し20代で税理士資格を取得しました。元々、父親が税理士をしていたこともあり、小さい頃から税理士という職業には馴染みがあったというのが大きな影響でしょうね。恥ずかしいですが、父の背中を見てカッコイイという想いもあったと思います。あとは、当時を思い出すと、一般企業で1つの事業に関わるのではなく、幅広い業種・事業と接しながら経営者のそばで役に立ちたいという想いが強かったです。
Q.税理士になられた今はどう感じられていますか?
他人様の経営や財務会計を見るわけですから、とても責任重大です。また日々新しい情報を仕入れるのが大変です。その一方で、他人様の事業を身近で見ながら一番の相談役になれるこの仕事は面白いな、税理士になって良かったなと、いつも思っています。
Q.税理士取得からはどのような経歴で今に至っているのですか?
税理士取得後は、東京の監査法人紐づきの税理士法人で5年間勤務して修行しました。その後、せっかく開業するなら地元に貢献したい、ということで2018年12月に札幌に戻り、少ししてから開業しました。さらに半年後には同じく代表の池西勝幸先生と事務所統合し、さらに数年後、父の事務所とも統合することになりました。つまり3つの事務所が統合して現在のITO税理士法人となったわけです。
Q.3つの事務所が統合して、業界50年を迎えるベテラン税理士と30代若手税理士を代表とするハイブリット型税理士法人が生まれたのですね。
はい。ベテラン税理士の熟練した知識と経験、そして若手税理士の柔軟な対応力と積極的な行動力の融合により、創業期、成長期、発展期、事業承継期など、さまざまなステージに置かれている顧問先様に喜んでいただけるサービスの提供を実現できていると思います。
Q.開業して、ほどなくスタッフ10名以上の体制になったということは、マネジメントなんかも大変ではありませんか?
そうですね。開業して間もなく統合したので、今もプレイヤーとマネジメントの両立で大変な日々です。ちょっとずつマネジメントに注力していけるよう仕組み化を頑張っているところではあります。そのために今、一番取り組みたいのは採用ですね。ありがたいことにご紹介で顧問先様が増えていきますが、サービス品質を落とさず、むしろより良いサービスが提供できるよう人財強化が一番重要だと思っています。
Q.事務所の成長はどのようにイメージされていますか?
何人規模ということにはとらわれずに、事務所と私の想いに共感してもらえる方がいれば採用していきたいです。資格者も増やし、現場のことはもっと任せていける体制も理想ですね。最近は、社外CFOや地方創生などの業務にも関わっているので、そういった仕事も増やして地元が元気になることに力を入れていきたいです。
また、スタッフには「うちを辞めても、どこでもやっていける人材になってほしい」と思っています。そのための教育投資は惜しみません。事務所としても顧問先様からお受けするご相談には幅広く対応しているので、さまざまな業種・業務を経験でき、そのノウハウが蓄積されているのが強みだと思っています。
スタッフが強い事務所が顧問先様から喜ばれ、スタッフのモチベーションとなり、また良いサービスを提供し、ご紹介につながり、と循環していくはずだと思っています。会計事務所はやはり人財が一番ですね。資格取得のサポートも手厚くしていきたいです。
Q.スタッフへの想いが熱いですね。そんな素晴らしいスタッフの方がいる事務所としての強みはどんなところでしょうか?
経営・財務支援、相続、税務調査には自信があります。さらにコロナ禍前からIT化は進めてきましたので、遠隔サポートも得意ですね。札幌市外、道内だけではなく、東京、関西、九州など全国各地に顧問先様がいます。得意なITで、顧問先様のクラウド会計導入支援やペーパーレス化など経理体制の合理化も積極的に行っていきたいです。
一方で、地方ならではの旧来の経理処理を行っている会社もしっかり支援していきたいです。正直、世の中の会社すべてが現在のデジタル社会に通用しているわけではありませんので、顧問先様に寄り添った方法とペースで、よりよい経理体制の支援も行っております。そういう意味でも「ハイブリット型税理士法人」として対応していきたいと思っています。私自身36歳ですので”若手”であることを強みにフットワーク軽く、顧問先様のお声をしっかり聴きながら多様な顧問先様とお付き合いしていきたいと思っています。
Q.エネルギッシュですね。そんな先生のご方針に対してMyKomonはお役に立てていますか?
MyKomonはすごく役に立っています。教育動画はもちろん、業務管理、業務効率化に一番役立っています。工数管理や進捗管理など税理士事務所専用で使い勝手がいいですね。もっともっと使いこなして、効率化できるところは効率化し、顧問先様により良いサービスを提供していきたいです。
Q.ありがとうございます。最後にご覧になっている経営者の皆様にメッセージをお願いします。
地元北海道から、日本全国を元気にしていきたいと思っています。一緒に盛り上げていきましょう!