Q.先生が税理士を目指したきっかけを教えてください。
最初は教師を目指していたのですが、就職氷河期の最中であったため神奈川県の教員募集枠が2名だけと厳しい状態でした。そこで、在学中に簿記1級を取得した経験から会計士を目指そうと思い、神奈川県の税理士事務所でアルバイトをしながら勉強していました。その後、その税理士事務所で正社員として採用が決まり活動していましたが、お客様とのご面談で資格を持っていることの重みを感じ、税理士資格取得を目指しました。

Q.現在、事務所運営で大切にしていらっしゃることはありますか?
残業が当たり前という業界特有の常識を無くしたいと考えています。私が勤めていたとき、資格勉強のために残業時間を減らしたく、「もっと業務を効率化できるはず」と考えていました。その結果、確定申告時期の残業時間を減らすことに成功し、現在の事務所でも職員の残業時間は0です。他の先生方にお話しすると驚かれますが、やはり常識を疑うことが大事かなと思います。
Q.職員様にとって働きやすい環境づくりを心掛けていらっしゃるのですね。では、顧問先様とのお付き合いで大切にされていらっしゃることはありますか?
返事の早さを大切にしています。いつもチャットワークでやり取りをさせていただいていますが、いただいたご質問には1営業日以内に返答するようにしています。もしすぐにご回答できない内容であっても、後程連絡する旨を必ずお伝えしていますし、この点は職員にも徹底しています。

Q.ありがとうございます。将来、理想とする事務所像はありますか?
事務所の規模の拡大は考えておらず、価値観の合うお客様とお付き合いしたいと考えています。例えば、しっかり税金を納め、会社を成長させていきたいお客様などです。また、自分の考えや価値観を発信・アウトプットするという目的で、YouTube活動もしております。その活動で本当の価値の提供をすることが、新たな目標です。
Q.価値観の共感を大事にされていらっしゃるのですね。事務所のテーマカラーであるオレンジ色にも意味が込められているのでしょうか。
開業した際、やはりテーマカラーが必要かなと感じました。ただ、多くの事務所が青や緑を選んでいることから、差別化を図りたいと感じ、3つの理由からオレンジ色に決めました。1つ目は実家がみかん農家であること。2つ目は出身である法政大学のキャンパスカラーがオレンジ色だったこと。3つ目はビタミン色で元気が出る色であることです。

Q.様々なお話をお伺いさせていただきました。最後に、このインタビューをご覧になっている方に一言お願いします。
企業が長く生き残るためには、しっかりと税金を納めることが必要だと思います。私は節税提案をあまりしないとよくお客様からも言われますが、大切なことはいかに税金を減らすかではなく、いかにお金を残すかということです。一見節税でお金が残るように見えますが、実際はしっかり税金を納めることで会社も強くなり、結果としてお金も手元に残ります。それが最大の老後対策にもつながると考えています。そのような話ができる関係性を築いていきたいと考えています。ありがとうございました。
