Q.お父様が税理士ということで、初めから税理士は選択肢にあったのでしょうか？税理士を目指した理由を教えてください。

　実は最初から税理士を目指していたわけでなく、新卒時にはゼネコンで営業職に就きました。大きな企業に所属すると当たり前のことですが自分にできる範囲が限られ、最後までお客さんに関わることができずやりがいを感じにくかったです。仕事で悩んで父に相談したことから、税理士という選択肢が生まれました。父と自分は全くタイプが違うので元々跡を継ぐ気はなかったのですが、自分の看板で勝負ができるということや、専門知識を基にお客さんとコミュニケーションをとるという面は自分に向いているのではないかと思い税理士を目指すきっかけになりました。実際、経営者の方と話すことは自分の成長になりますし、責任は大きいですが自分の能力がそのままお客さんの満足につながるのはとてもやりがいを感じます。お客さんの役に立てた時にかけてもらえる感謝の言葉はすごくうれしいですね。今があるのは先生のおかげです、というようなことを言ってもらえるとやっていてよかったなと思えます。流れに乗って始めたところもありましたが、やってみたらやはり自分に合っていたなと思いますね。

Q.岩田先生はコミュニケーションをとるのがお上手ですし、人と関わることが好きなのだろうなと感じていました。やはり仕事でも人とのつながりや信頼関係の構築など大切にされているのでしょうか。

　はい。なんでも相談してもらえる関係を目指しています。面談でも試算表の報告だけでなくプラスアルファで情報や資料をお渡ししたり、経営者の方のお悩みに寄り添ったりというところは大切にしています。
あとは経営者の方の思いや考えをたくさん聞きたいですね。新しい事業を考えている、という話を聞くとワクワクしますし自分も伴走したいなと思います。こちらが話を掘り下げることでお客さんも新たな気付きを得られた、考えていたことがまとまったと聞くと、役に立てたなと思います。

Q.事務所の強みや特徴を教えてください。

　特徴でいうと個人事業主が多いと思います。開業やスタートアップ期の支援に力を入れています。同世代の経営者の方の力になりたい、一緒に成長していきたいという思いがあって、実績も積んでいるところです。前職時代から個人事業主や新規開業先をメインに担当していたので、その経験も活かしています。
　父と私の税理士2人体制でやっているところは強みですね。税務に長くかかわってきた父と最新のシステムへの対応やDX化といった新しい取り組みを進めていく私の2方面からサポートができます。
　また人脈拡大にも力を入れていて、税理士の守備範囲外のお悩みにも適切なパートナーをご紹介することで、様々なお悩みの解決にお力添えできるようにしています。

Q.お父様の跡を継がれて、今後どのような事務所を目指していきたいとお考えでしょうか。

　今もやっていることではあるのですが、クラウド導入やDXへの対応はお客さんだけでは難しいところもあるので、その支援を引き続き頑張っていきたいと思っています。やはり経営者さんには経営のことを考えてもらいたいので、やらなくていい業務をやらずにすむように少しでも効率化のお手伝いをしたいですね。資金調達の援助にも力を入れていきたいです。
あとはもっと経験を積んで、スタートアップ支援といったら岩田会計！といってもらえるように頑張りたいです。

Q.MyKomonがお役に立てていることはありますか？

　職員主体で進捗管理表の利用が進んできました。やはりこれは必要な機能だったのだなと実感しています。わざわざ連絡をしなくても対応状況の共有ができるのがいいですね。業務の依頼もToDoでできるのでタスクの管理ももれなくできるのが便利です。
顧客とのやり取りができる電子会議室は事務所の職員全員が対応できるので、今まで私が対応していた内容を連絡に気づいた職員が対応することができ業務分担や共有も簡単にできて助かっています。業務登録でたまった工数データを活かし、事務所の工数分析も見ていきたいですね。

Q.嬉しいお言葉ありがとうございます。最後に、ご覧になっている経営者の皆様へメッセージをお願いします。

　常に変化の激しい時代なので、その時その時の最新情報を知っていただけるよう情報提供をしていきます。IT化やDX化も、正しく使っていけば効率化に繋げることができます。また申告だけでなく経営計画の見直しなど経営者の方と伴走していくことが税理士の仕事だと思っています。現状に不安を感じていらっしゃる方、できていないと悩んでいらっしゃる方はぜひ岩田会計を頼っていただきたいです。